シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

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シーズン33、第1話「マージのミュージカル:The Star of the Backstage」

シーズン33、第1話「マージのミュージカル:The Star of the Backstage」September 26, 2021

スプリングフィールドハイスクールで演劇を指導していたフランクリン・チェイスが亡くなり、その告別式が執り行われる。会場で流されていた、かつて自身が舞台監督を務めたミュージカル公演のビデオと、未亡人が手渡してくれた当時の脚本に、マージの心の奥底に眠り続けていた演劇への情熱が蘇り…


<以下、ネタバレになります>


・ビデオ映像に登場する、十代の頃の若々しいスプリングフィールドの住民たち。

左からホーマー、スミサーズ、バーニー、サーシャ(今回のゲストキャラクター)、ヘレン(後のラブジョイ婦人)、ジュリアス(後のDr.ヒバート)、そしてカーク(後のミルハウス父)。
・この公演のタイトルとテーマである Y2K millennium bug(2,000年問題)とは、既存のコンピュータープログラムにおいて年号が下二桁で処理されているなどの要因により、世紀を跨ぐ際に大パニックの起きる可能性をめぐる論議を指します。幸い、事前対策の徹底により大事には至りませんでしたが、多少の問題は生じた様です。

なお、シーズン11『ハロウィン・スペシャルX〜戦慄の序曲〜』の3番目のエピソードは、発電所Y2k対策をうっかりホーマーに任せてしまった結果、世界が滅亡するというお話でした。
simpsons333.hatenablog.com
・想像の中では私もディズニープリンセスよ!と踊りだすマージの唄声は、Frozen(邦題:アナと雪の女王)のアナ役を演じた、Kristen Bell クリステンベルが担当しています。


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・かつての演劇仲間を集め、ミュージカルの再演を目指すマージ。

この設定は、同じ様にハイスクールで公演を行ったメンバーが年月を経て再結集する経緯を追うリアリティショー ENCORE! をベースにしているとのことです。
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なお、この番組の製作総指揮と司会も、クリステン・ベルが務めています。
・ここで、卒業後はジュリアード音楽院に進学して、今ではブロードウェイミュージカルで活躍中との噂の同窓生サーシャが不意に現れ、その輝かしいキャリアを歌と踊りで語ってみせる。

サーシャ役の Sara Chase サラ・チェイスは、舞台を中心に活躍する俳優。映画 The Toxic Avenger(邦題:悪魔の毒々モンスター)のミュージカル版舞台の、2009年初演にも参加しています。

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・サーシャの参加により主導権を奪われ焦ったマージは、彼女の経歴詐称をメンバーに明かすのだが…

ここでのマージの姿は、Wizard of Oz(邦題:オズの魔法使い)のスピンオフミュージカルである、Wicked(邦題:ウィキッド)の西の悪い魔女エルファバ風。
この舞台は、国内でも劇団四季により上演されています。
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・マージの狙いは裏目に出たばかりか、上演そのものまで頓挫しかける。しかし、意外にもホーマーの励ましが功を奏し…

・仲直りしたマージとサーシャ他のメンバーによる、2K millennium bug 再演は大成功!

終演後に、内容をくさすバートが比較対象として挙げる RENT(邦題:レント)は、プッチーニのオペラの舞台を現代に置き換えてみるというコンセプトの人気ミュージカル。
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ロザリオ・ドーソンらの出演により、映画化もされました。
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また国内でも、何度となく上演されています。
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・ところでマージは、シーズン4『マージという名の電車』にて、テネシー・ウィリアムズの戯曲 A Streetcar Named Desire(邦題:欲望という名の電車)がスプリングフィールドの市民劇団で上演された際に、主役のブランチを演じていましたね。
simpsons333.hatenablog.com
こちらは、ヴィヴィアン・リー主演の映画化作品。2024年2月には、沢尻エリカ主演による新たな公演が予定されています。
streetcarnameddesire.jp
・本エピソードのミュージカルパートは、RENTをはじめとした複数の作品からの引用やオマージュからなるものですが、以下にそれらのパロディと元ビジュアルを紹介します。
RENT


CHICAGO

THE MUSIC MAN