シーズン32、第9話「リサの反抗期"Sorry Not Sorry"」December 6, 2020
屋根の上に寝そべり星空を眺め、リラックスするリサ。しかしホーマーの無神経な問いに、将来の人生に大きく影響するかもしれない、ある出来事の記憶が三度よみがえり…
<以下、ネタバレになります>
・12月1週目の放送となる本エピソードのオープニングは、クリスマス仕様になっています。
・自分に影響を与えてくれた事柄を発表するという課題のために、地球儀の周りに複数の人工衛星が回転するモビールを作っているリサ。
これは、今では誰もが日常的にお世話になっているGPSの原理と開発に貢献した、数学者グラディス・メイ・ウェストへのリスペクトをこめたものです。
左の人物は、アメリカ宇宙軍将軍デビッド・D・トンプソン。
・スクールバスで居眠りしたリサの夢の中で、イェール大学の入学選考員たちが口にする"Boola"とは、イェール大フットボールチームの応援歌"Boola Boola"からの引用。
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この曲は、シーズン21「総合格闘技をぶっ潰せ"The Great Wife Hope"」でも使われています。
・万全の準備の上で臨んだものの、相変わらず他の生徒たちとは文字通り天地の差の内容が鼻につくのか、それともラップでの発表が刺さらなかったのか、予想外の低評価に愕然としたリサは、思わず担任のフーバー先生に暴言を吐き、居残りを命じられる羽目に。
家に帰るやいなや夕ご飯も食べずにベットに直行したリサに寄り添い、慰めの言葉をかけるマージだったが…
これじゃ憧れのイェール大学には入学出来ない!と嘆く彼女の妄想にバーンズ社長が登場するのは、彼はここのOBという設定なので。
・居残りクラスの仲間からフーバー先生の悲惨な暮らしぶりを聞かされたリサは、その事実を確かめるべく尾行を開始。
バレない様に即席に髪型を変えたせいで、乗り合いバスの車中でバーニーにジェニファー・アニストンと間違えらますが、『フレンズ"Friends"』のレイチェルなどでお馴染み方ですよね。
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・フーバー先生の孤独で侘しい生活を覗き見てしまう、リサ。ショックを受けた彼女が頼るも相手にしてもらえない空想上の人物は、サックスの師匠であり故人の血の牙マーフィー。
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🇯🇵Homer=🇯🇵Darth Vader
— SimpsonsFanclubJapan (@simpsons333) 2022年10月5日
(OG voice cast)#シンプソンズ #TheSimpsons #大平透 https://t.co/gz52b2F2Rh pic.twitter.com/JzCDmz1mTY
・学資のための貯金箱を割って手にした現金で、フーバー先生が生活のために質屋に打った安楽椅子を買い戻すリサ。
これで、フーバー先生も気を直してくれると思いきや、一旦は評価修正の願いは拒否されてしまうのですが…
・ここで場面が冒頭の屋根の上に戻ると、他の家族たちも次々とやって来る。
さて、その理由は?
・その後、無事イェール大に進学するも学資ローンに悩んでいるらしい将来のリサの姿が描かれる。ここで流れるアカペラの唄は、シーズン5「夢のカルテット"Homer's Barbershop Quartet"」での曲っぽいですよね。
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その結末は、戦場のある1日をワンカットで描いた映画『1917命をかけた伝令"1917"』の劇中での撃墜された敵機が落ちてくるシーン風でした。*予告編の1:13位以降の部分
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・また、エンドクレジットではクラスの他の生徒たちの課題発表を、あらためて見ることが出来ます。