シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン1、第6話「リサのブルース:Moaning Lisa」

シーズン1、第6話「リサのブルース:Moaning Lisa」February 11, 1990(日本初回放送:1992年10月4日)

自分の存在意義を見失い、思い悩むリサ。
いつもなら楽しいはずの学校も、ちっとも面白くなくなってしまう。
そんなとき、真夜中に窓の外から聴こえてきたのは、サックス奏者のブルースの演奏であった…。


<以下、ネタバレになります>


・本エピソードの原題「Moaning Lisa」は、お馴染みの絵画Mona Lisa(モナ・リザの微笑)」のパロディ。
・毎回OPに登場する、音楽教師・ラルゴ。後期エピソードでもモブキャラとしてたまーに登場していますが、セリフはあまりないことがほとんど。

・ボクシングゲームに登場するレフェリーのデザインは、マット・グレーニングの漫画「ライフ・イン・ヘル」に登場していた、人間のキャラデザインからの引用。

・マギーの一番好きな"家族"は…?
・4歳の段階でホーマー(多分、当時32歳)に勝っていたバート。
血の牙マーフィのモデルは、1920年代に活躍したブルースシンガー:ブラインド・レモン・ジェファーソン

・マーフィの声を担当するのは、俳優で歌手のロン・テイラー(吹き替え/増岡弘)。
ブルースがテーマのミュージカル「It Ain't Nothin' but the Blues」では、制作兼主演を務めました。
2002年急逝、シーズン13「デブの町返上大作戦」のエンディングに追悼メッセージが流されました。

・リサとマーフィによるJAZZセッション!吹き替えソングにも注目!
このシーンとほぼ同じ歌詞の別メロディバージョン「モーニン・リサ・ブルース」は、シンプソンズのアルバムザ・シンプソンズ/シング・ザ・ブルース」に収録されています。
「モーニン・リサ・ブルース」は、「第4回シンプソンズファン感謝祭」において、リサ役の神代知衣さん1番:日本語訳、2番:オリジナル英語歌詞、という豪華版で歌っていただきました!



・ポップコーンを頬張るホーマー。
このシーンをよーく覚えておいてください!シーズン2のあるエピソードのラストが、このシーンの使い回しです(笑)
どのエピソードなのかは、またそのお話のエピガイを掲載するときにご紹介します。

オーキードーキー「わかりまちたよ〜」みたいなふざけたニュアンス。
・初期シーズンのお約束、バートによる「モーの店」へのイタ電。
本日は、「サルー・マタさん」

アーケードゲーム全盛期!
アーケードゲームといえば…シンプソンズシーズン1〜5の多くの秀作エピソードの監督、またザ・シンプソンズ MOVIE」のシーケンスディレクターを担当した、リッチ・ムーア氏(「蒸気船ウィリー」の画風を忠実に再現、かつバイオレンスをふんだんに盛り込んだ「蒸気船イッチー」でお馴染みの、シーズン4「ホーマーのおしおき」を作っちゃった人といえば、通りが良いかと(笑))の初長編監督作品シュガー・ラッシュ、大ヒット上映中!各方面から絶賛の嵐です!ぜひチェックを!

・このエピソードと合わせて「伝説のジャズマンよ 永遠に」をご覧になられることをオススメします。
WOWOW放映時には放送が見送られたエピソードですが、DVDには吹き替え新録でしっかりと収録されています(FOX-HEさん、ありがとうございます!)感動エピソードをぜひ!・ちなみに、このエピソードがテーマになったフィギュアも存在します。
シンプソンズのBust-Upsシリーズの第2弾にラインアップされていたのは、こちら!

実物は結構小さいのですが、かなりの再現度!


<日本語版スタッフ>

役職 お名前
翻訳 徐賀世子
アドバイザー 井上真紀
調整 栗林秀年
効果 関根正治
演出 春日正伸
プロデューサー Kristen Duncan,小川眞紀子
録音 Studio Saurus
編集 ミューテック・スタジオ
制作 ムービーテレビジョン



<声の出演>

役名 お名前
ホーマー 大平透
マージ,マージの母 一城みゆ希
バート 堀絢子
リサ 神代知衣
モー,キャッシャー(店員) 稲葉実
マーフィ 増岡弘
ラルゴ,アナウンサー(TVの声) 辻村真人
ジェイニー,ラルフ 真柴摩利
バー(体育教師),チャンプの母 叶木翔子
チャンプ(ゲーム少年),少年1 高乃麗
少年2(黒人の子),スタン(スパイクヘア少年) 鈴木晶子



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