シーズン4、第22話「クラスティ絶体絶命!」"Krusty Gets Kancelledt" May 13, 1993
ホーマーとバートが観ているTVの画面に、突如サブリミナル的に"Gabbo"なる正体不明な単語と声が挿入される。これを手始めに、人為的に口コミを発生させる所謂バイラル・マーケティングの手法による宣伝攻勢が開始。
何処の誰かは知らないけれど誰もがみんな知っている、謎の存在ギャボって?
シーズン4のラストエピソードになります。
<以下、ネタバレになります>
・冒頭に登場する"Springfield Squares"は、60年代から40年近くも放映され続けた長寿クイズ番組"Hollywood Squares"のパロディ。
なお、シーズン11第6話「親子の絆にストライク!"Hello Gutter, Hello Fadder"」には、ひょんなコトからセレブとなったホーマーが、この番組に出演します。
バートの「パンツでも被ってろ"Eat My Shorts!"」に相当する彼のパンチラインは「ボク悪ガキ小便小僧"I'm a bad widdle boy"」。その名前は、天才腹話術氏の半生を描いた1929年制作の映画「グレイト・ガッボ"Gureito Gabbo"」からの引用です。
・たちまち子供たちを虜にするギャボ。当初はライバルに鼻もかけなかったクラスティだが、小手先の対処策は全く功を奏さず、彼の番組はあっさり打ち切り。
・バートにより失言を暴露されてしまったギャボだが、一度掴んだ人気は衰えない。
・街角で、すっかり落ちぶれたクラスティの哀れな姿を目撃したバートとリサは、復帰スペシャル番組を放映する為に、各界のセレブ達に出演交渉を開始。まずは、彼の旧友でもある歌手・女優のベット・ミドラーに会い快諾を得る。
・引き続き、PLAYBOY誌の創刊者として知られるヒュー・ヘフナー。
・さらに、何故かモーの店からのオファーを受けてやって来たものの、案の定揉めていたところのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
・直接本人には会えなかったせいで、マネージャーに勝手に出演を断られてしまったエリザベス・テーラーですが、彼女は本エピソード以外にも、シーズン4第10話「シンプソンズ家の大事件"Lisa's First Word"」にてマギーの声を演じています。
・ほんの少しの間に肥満してしまったクラスティの体型を引き締める為に、シンプソンズファミリー総出によるシェイプアップ作戦もスタート!
サンドバッグ代わりにキッチンに吊るされた肉の塊をパンチするのは、言うまでもなく「ロッキー"Rocky"」のパロディです。
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なお番組のセットは、1968年に放映されたエルヴィス・プレスリーのカムバックスぺシャルのそれを、模したもの。
・ところで本エピソードには、何故かマージの台詞は一言もありませんでした。
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
エイブ | 滝口順平 |
クラスティ | 島田敏 |
ベット・ミドラー | 小宮和枝 |
ケント・ブロックマン | 糸博 |
バーンズ | 北村弘一 |
スミサーズ | 目黒光祐 |
ミルハウス | 飛田展男 |
ギャボ | 安西正弘 |
クインビー | 辻親八 |
モー | 稲葉実 |
バーニー | 広瀬正志 |
スコット | 伊藤栄次 |
ヒバート | 青森伸 |
ウィガム | 中村大樹 |
ペニー | 渡辺美佐 |
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
調整 | 栗林秀年 |
効果 | 関根正治 |
演出 | 春日一伸 |
プロデューサー | 松岡紀之,小川眞紀子 |
録音 | Studio Saurus |
編集 | ムービーテレビジョン・スタジオ |
制作 | ムービーテレビジョン |