サンディエゴ・コミコン2022でのシンプソンズパネル(現地時間7/24(土)午前11時30分から午後0時15分)に登壇したクリエーターのマット・セルマン氏らによって、本国で今年の9月25日から放送開始されるシーズン34やその他初出し情報が発表されました。
(ちなみに、パネルの司会進行は、シンプソンズのスーパーファンのアニメーター:アレックス・ハーシュ氏(「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」、「スイチュー!フレンズ」))。
まずは、ハロウィンスペシャルについて。今回は、シリーズ史上初の、1シーズンに2話のハロウィンスペシャルが制作されるのだそう。
1つは、1話まるまるが映画「IT/イット」のパロディのハロウィンスペシャル。(ペニーワイズはもちろんクラスティが担当!)
そして、もう1話は、通常通り3話のショートストーリーからなるハロウィンスペシャル。
そのうちの1つのお話は、なんと「デスノート」パロディエピソードになるというから驚き!
しかも、制作会社も普段とは違う会社が務め、セルマン氏曰く、完全に"ANIMEのザ・シンプソンズ"に仕上がっているらしく、期待は膨らみます。
そして、3つのお話のうちの1つでは、今までに破ったことのないシリーズのお決まりを破るネタを仕込んでいるらしく、そちらも非常に気になるところ。
(↑コミコン来場者に配布されたミニポスターでも、ちらっと"ANIMEな
ザ・シンプソンズ"を確認できます)
次に、ゲスト出演者について。今回発表されたゲストスターは、「ギルモア・ガールズ」や「サマンサ Who?」でお馴染みの、俳優:メリッサ・マッカーシー氏。
ホーマーのライバルで、彼と同じく"ジューシー"な役どころということで、コメディ映画の人気者の活躍にスタッフも期待しているのだそう。
また、みんなが期待する映画の続編について。全米公開から15周年になる劇場版の続編公開のためには、超えるべきハードルがなかなか高いらしく、ひとまずは予定がないのだとか。
代わりに、TVシリーズの1話1話を短い映画のように濃いものにしよう!という目標のもとエピソードが制作されていくそうで、その証拠にシーズン34の第1話は、ホーマーがネット上で陰謀集団のゴタゴタに巻き込まれる、というシンプソンズらしく(というか、シンプソンズ本家がそこに手を出すのか!!と驚きの)社会風刺さく裂のエピソードらしいので、期待したいところです。
最後に、D+関連について。今後の配信限定の短編について、アル・ジーン氏によると、ディズニーのプリンスたちが登場するコラボ短編を予定しているとのこと。
また、マット・セルマン氏としては、配信でのスピンオフ企画(スターウォーズ関連のような)もできたら面白いと考えているらしく、短編や映画で脇役を主役にしたものもありかも?と考えているみたい。
以上、"革新性と新鮮さ"を制作目標のメインに据えて、これからもシンプソンズが走り続けていくことが発表された、コミコン2022情報でした。
ソース元
variety.com