シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

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シーズン32、第16話「トッド誕生の秘密"Manger Things"」

シーズン32、第16話「トッド誕生の秘密"Manger Things"」March 21, 2021

クリスマスの準備に追われるシンプソンズ一家。飼い猫のスノーボールが一旦飲み込んで吐いたクリスマスツリーのオーナメントには、隣人フランダース家の次男トッドの名を添えた赤ん坊の手形が。その理由を知りたがるバートらに、マージは6年前の同じくクリスマスに起きた事件について語りはじめる…
<以下、ネタバレになります>


・第700話エピソードを記念してオープニングのカウチギャグは、その作品"Your Face"がアカデミー短編アニメ賞にノミネートもされた、イラストレータ・アニメーション作家ビルプリンプトンの手になる、特別ヴァージョンとなっています。


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・サブタイトルは、ネットフリックスの人気シリーズ"Stranger Things"のもじり。

・このエピソードの時点から6年前の、2014年の出来事が描かれます。ホーマーに少しだけ髪の毛があったり、カールがヒゲをたくわえていたりするのはまだしも、時系列的に不自然な設定がいくつか見られますが、クリスマスエピソードということで、その辺りは突っ込まない様に。

なお、この年の出来事のひとつとして取り上げられるアカデミー賞受賞作品とは、『それでも夜は明ける12 Years a Slave"の事の様です。

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BLM運動以前の作品ですが、公開当時にはその企画や宣伝について結構な非難を浴びていました。
・まだ同居中のエイブに子どもたちの世話を任せて、発電所で開催されるクリスマスパーティに出かける、ホーマーとマージ。

・パーティの最中は、犬に発電所の管理を任せているギャグがあります。彼らは人間と比較して嗅覚や聴覚に優れる一方、視覚については特に色彩感覚に劣るとされているそうです。
・盛り上がる社員たちの姿をキャットウォークから見下ろすバーンズは、クリスマス映画の定番『素晴らしき哉、人生!"It's a Wonderful Life"』に触れますが、どうやら途中までしか観ていない様です。


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・バーンズのセキュリティが社員たちに向けて撃つのは、パーティーグッズのキャッシュキャノン(なので、飛び交うのはたぶんニセ札)。・例によってベロベロに酔いつぶれたホーマーを伴い家路に着くマージだが、途中で愛想が尽きて彼を寒空の下に捨て置いてしまう。行き場の無いホーマーは、迷った末に隣のフランダース家にたどり着く。博愛的なネッドは、喜んで居場所を与えてくれるのだが…

ネッドが用意したゲストルームの壁に掛けられているのは、ヒエロニムス・ボス風の地獄図絵。

言葉遣いの悪さなどから臨月のモードに嫌われ、再び宿無しの身となるホーマー。

・一方、暖かいベッドの上でイッチー&スクラッチーを観ているバートとリサ。残酷ギャグを怖がったり、ふたりが仲良しだったりするのは、6年分幼いからか語り手のマージの願望なのか?・ショッピングモール内の書店でリサが立ち読みしている絵本は、ドクター・スースの著作"One Fish, Two Fish, Red Fish, Blue Fish" のパロディ。このタイトルは、シーズン2のエピソードタイトルとして流用されています(邦題:残された時間)。
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・結局いつものバーに足を運んだホーマーは、シンプソンズ家のガレージの屋根裏にモーが勝手に作り犯罪行為に用いていた秘密部屋の存在を知らされ、そこで一人っきりのクリスマスを過ごすことになる。

通気口から漏れ聞こえてくる家族たちの話し声に耳を傾け、さみしさを紛らわせすホーマー。

せめて一つでも善行を施してくれればとのマージの言葉に、今こそ汚名返上のチャンスと家族が寝静まった深夜に屋根裏部屋から飛び出し行動を起こすが、空回りするばかり。
・そこに、隣のフランダース家から助けを求める声が!

四本指への指摘を、お見逃しなく!!
・ラストには、何らかのバックストーリを秘めているらしい、2人のキャラクターの知られざるミドルネームが紹介されます。

またエンドクレジットでは、過去エピソードとリンクした数々のクリスマスカードを見ることができますよ。