シーズン32、第8話「シンシナティへの道"The Road to Cincinnati"」November 29, 2020
全国教育関係者集会の基調演説を任せられることになった、チェルマーズ教育長。開催地シンシナティへの、スキナー校長との二人三脚での珍道中がはじまる…
＜以下、ネタバレになります＞
・オリジナルサブタイトルは、1940年代に制作された、『モロッコへの道"Road to Morocco"』をはじめとした、当時人気絶頂のビング・クロスビーとボブ・ホープのコンビによる連作コメディミュージカルのそれ(Road to...)にちなんだもの。
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シーズン7「スプリングフィールドに関する22の短いフィルム」の蒸し肉シーンは、今やすっかりネットミームとして定着。
本エピソードのように、ネットの声を受けたエピソード作りも今風ですよね。
simpsons333.hatenablog.com
S7「スプリングフィールドに関する22の短いフィルム:22 Short Films About Springfield」より、
— SimpsonsFanclubJapan (@simpsons333) 2022年9月25日
有名な“蒸し肉：Steamed Hams”🍔シーンのセル画。
今やネットミームになっていることもあってか、最新の取引価格はなんと4,560ドル！https://t.co/5hLLEWuFXS#simpsons #シンプソンズ https://t.co/NgQzz5wwvj pic.twitter.com/6r0t9fgcV1
・当初チェルマーズに同行するはずだったフィンチの声は、コメディアンのハンニバル・ブレスが演じています。
彼が行けなくなった原因のポケ"poke"とは、生の魚介類を使ったハワイ料理。
（英語の発音に合わせて、ポキというメニュー名で提供されるところも多いですね）
・離陸前のシンシナティ直行便機内で、チェルマーズがスキナーの失態によりひと悶着起こしたせいで、叩き出されるふたり。
なお、スキナーが飛行機の中で観ようとしていたのは国内未公開のジェイソン・ベイトマン主演作品『Game Night』です。
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べイトマンは、『ズートピア"Zootopia"』のニックなどでもお馴染みですね。
（ズートピアの監督といえば、シンプソンズでも数々の名作を手掛けたリッチ・ムーア監督！）
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仕方なく陸路で目的地に向かうための足は、スキナーが母アグネスから拝み倒して借りた、赤いビュイックのコンバーチブル。
カーステレオから流れる曲は、炭鉱事故で閉じ込められた被害者の魂の叫びを唄った、1970年代のバンド、ザ・ブーイズの曲"Timothy"です。
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・途中で彼らが拾った三人組のヒッチハイカーは行き先を尋ねられると、"Improv Shakespeare"のライブと返答します。これは事前の打ち合わせなど無しで、観客から与えられたお題を元に演ずるImprovisation(即興)演劇の中でも、シェークスピア作品をモチーフに特化した舞台パフォーマンスのことです。
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・ヒッチハイカーの演技に気をとられ、ロードサイドのサイロに車を激突させてしまったチェルマーズは、地元のシェリフに現行犯逮捕され、そのまま裁判所に。
万事休すと思いきや、日ごろ口うるさい母親の相手に長けたスキナーのおかげで、代わりの車をゲット！
・調子の乗って、いかにもヤバそうなバイカーズバーに立ち寄るふたり。案に反して店の中にはヘルスエンジェルではなく、多くのサイクリストたちがたむろしていた。
絡まれたはずみに、充電中のサイクルコンピューターを壊してしまい、怒った彼らに追われるハメに。
・しかし、今回もスキナーの思わぬ手際により難から脱し、宿に辿り着くふたり。
様々なトラブルを経て固い友情で結ばれたかに思えたものの…案の定あっさり決裂！
乱闘シーンに流れるのは、同じく70年代のバンド、The Sweetの"allroom Blitz"。
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・果たして、チェルマーズの基調講演は成功するのか？
そして、ふたりの関係や如何に？
エンドクレジットに流れるのは、ラジオ局を舞台とした70年代のSitcom"WKRP in Cincinnati"の、同じくエンドクレジットテーマです。
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