シーズン9、第21話「ニュースキャスター バートVSリサ:Girly Edition」April 19, 1998
テレビ局が子供向け番組「キッズニュース」を製作することになり、そのアンカーチャイルドに選ばれたリサは大興奮!
しかし、いざ蓋を開けると、スポーツ担当のバートがリサよりウケてしまった上、サブアンカーの座にも就くことに。
絶好調のバートは、お涙頂戴モノの取材で名声を築いていくが、一方で品格を重んじるリサの存在は薄くなってしまい…。
<以下、ネタバレになります>
・5,500回やっててもマンネリ知らずの「イッチー&スクラッチ―」、今回のお話は「ガラスの動物ネオン」。
こちらは、映画化もされた「ガラスの動物園」(もとは戯曲)のパロディ。
ポスターの上にはスポンサー名の「マテル」(お馴染みのおもちゃメーカー)と、「マースチョコレート」(M&M'sやスニッカーズを出してるオーストラリアのチョコメーカー)の文字が。
日本でもそうですが、週末の子供番組には、子供たちが親におねだりして買ってもらうのにぴったりな商品を扱うスポンサーが揃っています。・スキナー校長以上にハードないたずらをされるウィリー。
ちなみに、故郷スコットランド愛溢れるウィリーのラジオから流れるのは、どれもバグパイプで演奏されている曲ばかり。ちなみにこの曲、伝統的な連隊行進曲の「ブラック・ベアー」。
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・リサ「前付き合ってたし、脅迫されて」→シーズン8「初恋の人はイジメッ子」
・突如、「007/オクトパシー」ネタを挟む込む、バート。
・ホーマーは、おなじみのずるでヘルパーモンキー:モージョーをてにいれた。
彼の潔いダメっぷりを表現するジョークですが、こういう系統のネタは新規のエピソードではちょっと許されないんだろうなぁ。・回転木馬に乗るケント・ブロックマン、BGMはビートルズ「Turn! Turn! Turn! 」。
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シーズン2「幻の創刊号」でも使用されていましたね。・ケント・ブロックマンからお涙頂戴モノの極意を教わったバートは、早速取材映像にピート・シンガー作の「花はどこへ行った」(ピーター・ポール&マリーによるカバー版はベトナム反戦歌としても有名)を使用し、効果的な演出を試みる。
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・人をダメにするビーズクッションに座っているバーンズ&スミサーズ。
先に紹介した、「幻の創刊号」でもホーマーがこれに座りながらテレビを観てましたね。・バートに対抗するため、リサも実録モノを撮影しに行く。手始めに…彼女から。
そう、ネコ女(本名:エレノア・アバナシー、通称:クレイジー・キャット・レディ)、初登場!
かなり強烈なキャラですが、劇場版にも登場するなど、以後定番キャラになります。エリック・アイドルがゲストボイスを務めるドキュメンタリー監督:デクラン・デズモンド3度目の登場エピソードとなる、シーズン18「みんなの夢:Springfield Up」では、彼女の衝撃の過去が明らかに!?・テレビ番組でありながら、テレビ番組(報道や子供番組)を痛烈に風刺する、これこそシンプソンズなお話でした。
本国の評論家からの評価も高く、原語版でリサ役を務めるイヤードリー・スミス氏も特にお気に入りのエピソードの1つとして挙げています。
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
エイブ | 滝口順平 |
クラスティ,アナウンサー2 | 島田敏 |
重役,チョコボット | 紗ゆり |
ウィリー,スミサーズ | 目黒光祐 |
ミルハウス,スクラッチー,ココア | 飛田展男 |
スキナー,男1 | 青森伸 |
シェリー | 安藤ありさ |
看護師,ネコ女 | 巴菁子 |
アプー,コンピューター,チョコボット | 広瀬正志 |
ネルソン,チョコボット | 桜井敏治 |
ケント・ブロックマン | 糸博 |
バーンズ | 北村弘一 |
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
演出 | 向山宏志 |
調整 | 飯村靖雄 |
スタジオ | グロービジョン |
番宣 | 鈴木路子(WOWOW) |
プロデューサー | 橘田寿宏(WOWOW),吉田啓介 |
配給 | FOXテレビジョン |
制作 | グロービジョン |