シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

終戦記念日の大平透さんの思い出

もうすぐ8月15日の終戦記念日
この季節になると生前に大平透さんがお話してくださった戦時中の話を思い出します。


f:id:simpsons333:20190807161551j:plain(写真は両方とも大平透さん)


第二次世界大戦の末期、大平透さんは大日本帝国海軍の航空兵養成学校(通称:予科練)の練習生だったそうです。
昭和4年生まれの大平透さんは当時15歳、仲間の練習生たちと血判状を作って出撃志願をしたとお話されていました。
大平透さんたち練習生が出撃をする前に終戦をむかえ戦地には行かなかったそうです。


お話をお聞きしたとき大平透さんは84歳、その頃を振り返って「あの頃は日本を守るために命を懸けるつもりだった、あの時の気持ちは間違ってなかったと思っているけど、今は生きていてよかったと思ってるよ。戦争はするもんじゃないよ・・・」とおっしゃっていました。


戦争が終わり、その後、大平透さんが声優としてラジオ・外画・アニメーション・ナレーションなどなど日本の文化に大きく貢献されていかれることを考えると、戦争で人の運命が変わる事によって後の世にも大きな影響があったかもしれないことを考えさせられます。
戦争が無い平和な世が続くことを切に願います。