シーズン1、第3話「ヒーロー誕生:Homer's Odyssey」January 21, 1990(日本初回放送:1992年9月26日)
度重なるミスで仕事をクビになっちゃったホーマー。思い悩む日々が続いていたある日、町に多くの危険が潜んでいることに気付く。そこから活動家として目覚めたホーマーは、スプリングフィールド中の危険という危険を排除していく取り組みを始める。そして遂に、あの場所にも乗り込むことになったからさぁ大変…!
<以下、ネタバレになります>
・(オットーみたいな入れ墨)オレも入れたい!→第1話「シンプソン家のクリスマス」で、一度(途中までですが)入れ墨を入れてます。
・ジョン・ヘンリーはスチールドライビングマン:ジョン・ヘンリーは、19世紀の労働者のヒーローと呼ばれる人物。機械化に対抗し、ハンマー一本で蒸気ハンマーに勝利するなど、多くの伝説が語り継がれており、彼をテーマにした歌も多く存在しています。
今回クラバーペル先生が歌うように言ったのは、戦前のメンフィス(ミシシッピー川に面するブルース発祥の地)を代表するブルースマン:ファリー・ルイスの曲。
・スミサーズ、姿を見せて登場するのは本エピソードが初(第1話では声のみでの登場)。
この段階では黒人という設定でした。
・原子力を子供向けに解説してくれる、ビデオ「原子力〜僕らの誤解されたトモダチ〜」。解説してくれるのは、スマイルジョーくん。
ちなみに、あのウォルト・ディズニーは、政府の原子力開発や核実験推進のプロパガンダ映画(ABCテレビ「わが友原子力」等)を制作しており、今回登場するアニメーションはそのパロディと思われます。
第3話の段階で、原子力発電に対し、痛烈な風刺をしていたシンプソンズ…凄い。
シンプソンズは「こんなバカなことはありえない!」という意味の風刺ジョークとしてスマイリージョーを登場させましたが、信じられないことに日本では1993年に動力炉・核燃料開発事業団:日本動燃(動燃:現日本原子力研究開発機構)の広報ビデオで「プルト君」という最凶ユルキャラが存在していました・・・
プルト君「僕は水に溶けにくいばかりか胃や腸からは殆ど吸収されず、体の外に出てしまいますので実際に人を殺すことはできません」
日本動燃・・・スプリングフィールド原発並か・・・・・3つ目の魚・ブリンキー。シーズン2「バーンズ知事選に出馬!」をチェックしてみてください!
・初期エピソードで定番となるイタズラ電話。一発目は、シーシー・シタイナーさん。
・ダフビール、まだデザインはお馴染みのものではありません。
・エル・バート:バートがスプレーで壁等に落書きするときに使う名前。
・スプリングフィールド・ショッパー:これも、今後定期的に登場することとなる、スプリングフィールドの新聞。第7話「ホーマー自然に帰る」などで分かるように、インチキ記事が多いのも特徴。
・原発の安全管理に異議をとなえる市民たち。
・「気をつけよう 暗い夜道と 高いビル」:政府が選定した川柳コンクールの有名な受賞作「気をつけよう 甘い言葉と 暗い道」のパロディ。
吹き替え版ならではの遊び心溢れるセリフです!
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
アドバイザー | 井上真紀 |
調整 | 栗林秀年 |
効果 | 関根正治 |
演出 | 春日正伸 |
プロデューサー | Kristen Duncan,小川眞紀子 |
録音 | Studio Saurus |
編集 | ミューテック・スタジオ |
制作 | ムービーテレビジョン |
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ,セルマ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
モー,アナウンサー1(テレビNA),市会議員3 | 稲葉実 |
バーンズ,ウインフィールド氏 | 北村弘一 |
スミサーズ,アナウンサー2(ダフNA),市会議員2 | 目黒光祐 |
クラバーペル,ウインフィールド夫人 | 巴菁子 |
オットー,ネルソン,市会議員1 | 安西正弘 |
ルイス,ウラン1 | 渡辺久美子 |
ウィガム,フォアマン(シェリーとテリーの父),司会 | 島香裕 |
シェリー,生徒2,ウラン3 | 白石文子 |
テリー,生徒3,ナレーター | 安藤ありさ |
ウェンデル,ウラン,生徒1,ウラン2 | 野村真弓 |
スマイルジョーくん,職員,男1(ジャスパー) | 鈴木清信 |