シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン16、第21話「シンプソン家の宗教戦争:The Father, the Son, and the Holy Guest Star」

シーズン16、第21話「シンプソン家の宗教戦争:The Father, the Son, and the Holy Guest Star」May 15, 2005



【ストーリー】
スプリングフィールド小学校で中世祭りが開催されることになった。

ウィリーはスキナー校長の指名で「愚か者」の役にされて見世物にされた復讐にイタズラを仕掛けてイベントを大混乱に陥れるのだが、その現場を笑っていたバートはスキナー校長に犯人と間違えられて退学処分にしてしまう。

学費が安いことを理由にカトリック(旧教)系の学校に転校することになったバート。最初はつまらなかった学校だが漫画で聖書を読むようになりドンドンとキリスト教に目覚めていく!バートのカトリックへの傾倒に怒ったホーマーは学校に乗り込むが逆に熱狂的なカトリック信者になってしまう。
バートをめぐるカトリックV.Sプロテスタントの戦いの行方は?そして衝撃のラストが!!
・・・・ちなみにカトリック(旧教)が神父、プロテスタントが牧師、ラブジョイ牧師はプロテスタント(新教)です。

なお、ショーン神父が口にする“最悪の神父”とは、信者の少年へのレイプ行為が表ざたとなり複数の神父らが糾弾された、一連のスキャンダルを指しているらしい。


【オープニングカウチ】
風船になったファミリーを待ち受けるスノーボール?が・・・!



【名セリフ】
・テレビゲーム(スーパーマリオ)が無かった中世では愚か者をイジメて遊んだものだ(スキナー校長)



・あなたを愛することと信じることは別よ(マージからバートに・・・)


・戒律を破っても懺悔すれば罪は許される(ショーン神父)


・宗教が違うと死後の世界も異なる(ラブジョイ牧師)

いかにも退屈そうなプロテスタントのそれとは対照的な、カソリックの天国で人々が踊るのは、アイルランドの伝統音楽や舞踏を元に現代的にアレンジしたリバーダンス。



教皇の回し者め!(ラブジョイ牧師)

当初2005年4月10日に予定されていた本エピソードの初放映は、同年4月2日のヨハネ・パウロ二世の死去を悼み、約1月後に延期されています。


【注目ポイント】
リュート(ギターの原型のひとつでもある弦楽器)でシャウトするオットー


元ネタはギターの神&悪魔といわれたジミ・ヘンドリックス
ちなみにジミ・ヘンドリックスが燃やしたギターが競売にかけられた時は5200万円で落札されたそうです。


・ラブジョイ牧師の車

”The MINISTRAY MACHINE”は人気アニメ「スクービードゥー(弱虫クルッパー)」の"THE MYSTERY MACHINE"のパロディー。



・マージの着メロ
車内で鳴るマージの携帯電話の着信音は、往年の人気TVシリーズ『ハワイ5-0"Hawaii Five-O"』のテーマ曲。



・ショーン神父:リアム・ニーソン(Liam Neeson)

ショーン神父を演じたゲストのリアム・ニーソン(Liam Neeson)は、ニールジョーダン監督の『プルートで朝食を"Breakfast on Pluto"』でも、周囲の偏見にもめげず生きる性同一性障害の主人公を見守る、カソリック神父を好演している。

プルートで朝食を [DVD]

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【シーズン16エピガイ完了】
今回でシーズン16のエピソードガイドが全話完成しました。
次回はシーズン16の全話をダイジェストで振り返ってみようと思います。
シーズン15の全話のダイジェストリストは【コチラ】です。