シーズン1、第13話「子守のおばちゃま:Some Enchanted Evening」May 13, 1990(日本初回放送:1992年9月19日)
倦怠期のホーマー&マージ。どうにかしてマージの機嫌を取り戻したいホーマーは、2人きりで夕食に出かけることを提案。
夫婦水入らずでゆっくり楽しむため、子供たちはベビーシッターに面倒を見てもらうことにする。
しかし、シンプソン家にやって来た"子守のおばちゃま"は、何やら秘密を抱えているようで…。
<以下、ネタバレになります>
・本エピソードの原題「Some Enchanted Evening」は、ミュージカル「南太平洋」の「Some Enchanted Evening(魅惑の宵)」からの引用。
邦題はもちろん、映画評論家・小森和子氏の愛称「小森のおばちゃま」のパロディ。
・本エピソードは当初シーズン1の第1話として放映予定のエピソードであったが、当時シンプソンズの作画を担当していた韓国のアニメスタジオ・アコム社(「アニマニアックス」「ピンキー&ブレイン」等を制作)が現場スタッフの独自の判断によりキャラデザインを微妙に変更してしまった影響で、制作総指揮の1人・ジェームス・L・ブルックス曰く、非常に不気味な出来であったため、急きょ手直しされることに。その影響で放送が後ろ倒しになり、アメリカではシーズン1の最終話として放送されました。
↓これがボツになったバージョン!
※詳しくは、シーズン2のDVDの特典映像で語られていますので、そちらを要チェック!
↑画像にもある通り、放送開始当時のシンプソンズの放送枠は「ノンスクランブル(無料)放送」で、放送日も土・日曜ということもあり、超豪華な吹き替えキャストの名演が相まって、日本でシンプソンズに興味を持つ人がイッキに増えたわけです。
・ラジオ番組でお悩み相談もやってる、モンロー先生。
・初期シーズンではおなじみ!バートのモーの店に対するイタ電。今回は、アル・チューさん。
・モーの店でかかっている音楽は、映画「スタア誕生」の挿入歌「ザ・マン・ザット・ゴット・アウェイ」。
シンプソンズでは原題で何度も「スタア誕生」のパロディが行われています。詳しくは、こちら
・ベビーシッター紹介所に警戒されまくりのシンプソン一家。恐らく、というか間違いなく、120%、バートが原因。
シンプソンズでベビーシッターといえば、やはり印象的なのはシーズン4「バートの片思い」ですかね!
・ホーマーが時折ノリノリで歌う鼻歌は、1950年代に大ヒットしたペレス・プラードの「パトリシア」。
・ボッツの声を担当するのは、「ビッグ」「レナードの朝」などでお馴染みの映画監督・女優:ペニー・マーシャル。
吹き替えは、シーズン7「ホーマーの母はグレン・クローズ」でホーマーの母・モナ役を演じられた、吉田理保子さん。
・ベビーシッターのボッツは、プレイメイツ社のフィギュアシリーズで立体化されています。
モーやオットー、ネルソン系の目つきが悪い感じが見事に再現されていますね!
・ロブスター:シンプソンズでロブスターといえば、シーズン10「優等生リサの初体験」ですね!
・「アメリカ凶悪犯罪リポート(アメリカズ・モスト・アームド・アンド・デンジャラス)」は、米FOXチャンネルで実際に放送されていた同趣旨の番組「アメリカズ・モスト・ウォンテッド」のパロディ。
・3737564(みな皆殺し)。吹き替えならではの物騒なごろ合わせ!
・バートが潜んでいる地下室にボッツがやって来るシーンは、映画「狩人の夜」のパロディ。
※今回でシーズン1のエピガイ全13話が完成しました!
シーズン1全タイトル一覧はコチラ→http://d.hatena.ne.jp/simpsons333/20130220#p1
※今までの全エピガイ・シーズンリストはコチラ→http://d.hatena.ne.jp/simpsons333/20121210#p2
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
アドバイザー | 井上真紀 |
調整 | 栗林秀年 |
効果 | 関根正治 |
演出 | 春日正伸 |
プロデューサー | Kristen Duncan,小川眞紀子 |
録音 | Studio Saurus |
編集 | ミューテック・スタジオ |
制作 | ムービーテレビジョン |
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ,セルマ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ,妖精 | 神代知衣 |
パイ | 山崎たくみ |
モンロー | 富田耕生 |
モー | 稲葉実 |
バーニー,ウェイター,記者 | 広瀬正志 |
ボッツ,ラジオDJ | 吉田理保子 |
司会者,ディレクター | 目黒光祐 |
ベビーシッター受付,電話の声 | 鈴木れい子 |
花屋,記者 | 田原アルノ |