タバコの値上げでタバコを吸わなくなってもライターをコレクションしている人はいるのではないでしょうか?ライターはアウトドアやサバイバルにも必須アイテムなので根強いコレクターアイテムの一つです。
ライターの中でもコレクターが多いのがZIPPOライター(以下「ジッポー」と呼称)です。
ジッポーには様々なデザインがあるので「シンプソンズのデザインジッポーもあるのでは?」と思って調べてみたところ皆無に等しい状態でした。そこで、自分でシンプソンズのジッポーライターを作ってみましました。
少し、ジッポーの説明をしましょう。ジッポーとは世界的に売れているアメリカ製のオイルライター。質実剛健なボディにシンプルから純銀製や彫金や七宝焼きなど様々なデザインのバリエーションがあり、価格も2000円から購入できるという手軽さ、そしてどんなに壊れても必ず無料修理(修理不能な場合はベーシックモデルと交換)をしてくれる永久保障制度。
ベトナム戦争の戦場で敵に撃たれた兵士がジッポーに弾丸が当たって止まり命が助かったという伝説(実話!)など、まさに究極の『ツール(相棒)』です。
自作ライターの素材はシンプソンズの七宝焼きピンズ(スモールプラネット社の20世紀FOX正規ライセンス品)とベーシックモデルのジッポー(モデル#200)です。

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用意した道具はペンチ・ヤスリ・回転ルーター・ガムテープ・布。

ピンズの裏はメッキとピンがあるので強く接着できるようにするため削り取ります。

ペンチでピンズを掴む時に傷が付かないようにガムテープで包んで

布を巻いてペンチで掴みます。

ピンをペンチで捻じ切り、残った部分をヤスリでひたすら削ります。

回転ルーターの先をダイヤモンドヤスリにして削るのも楽な方法ですが、接着面を平行にするため多用は控えた方がいいです。

わずかな凸も平らになるまで、ひたすらひたすら削ります。

指先はメッキでゴールドフィンガーに!

キレイに平らにしたあとは接着を強くするために回転ルーターで凹部分を作ります。これでピンズの加工は終了です。

使うジッポーは一番シンプルなデザインのモデル#200です。

接着剤は固まっても柔軟性を保つ「ソフトタイプ」の「クリアタイプ」です。通常の瞬間接着剤だとカチカチにくっついてもフタの開閉の振動でポロッと剥がれてしまいます。しかしソフトタイプは柔軟性が振動を吸収してくれるので剥がれづらいです。


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本来はジッポーの表面にもヤスリをかけてメッキを剥がした方が接着力が強いのですがジッポー#200は表面がザラザラしていて接着しやすいのですが、剥がれないように布で表面の油脂やゴミをキレイに拭き取っておき、ピンズの裏に接着剤を塗って空気が入らないようにギューっと圧しながら貼り付けます。

ずっと圧しながら貼り付けるのは大変なので割り箸と輪ゴムで固定。

平行にしっかり接着するように注意。3日間くらいで固まります。
接着剤が乾燥したら仕上げに入ります。

用意するのは接着剤はがし液・綿棒・つま楊枝・布

ピンズがジッポーから剥がれないために多めに接着剤を塗ったため余分な部分にはみ出ています。

ピンズからはみ出た接着剤にはがし液を綿棒で少量塗って、やわらかくします。

やわらかくなった接着剤をつま楊枝でこすって剥がします。つま楊枝を使うのは傷がつかないからです。

最後にジッポー表面にへばり付いている接着剤のカスを布や指でこすって剥がして磨き上げます。

これで完成です!
(※作業工程写真では一部スリムタイプの画像を使っています)

箱に入れてみました。オリジナルのシンプソンズ・ジッポーです!!(実物は写真よりずっとキレイでカッコいいです、反射するから写真が撮りづらかった)。

さらにバートのバージョンも作ってみました。
いかがですか?シンプソンズ・ジッポー、いざという時のために心強い相棒です。

※今回制作したシンプソンズジッポー「クラスティ」と「バート」。希望者がいればお譲りして売上げをファン感謝祭の開催費に充てたいと思っています。希望者はメールthesimpsons333@gmail.com]までお問い合わせください。