シーズン13:第5話「幼きホーマー 心の傷:A Hunka Hunka Burns in Love」December 9, 2001
キッチンタオルのマッチョなキャラクターに、マージは夢中。製造元にファンレターまで送りつける程の熱狂ぶりが面白くないホーマーは、バートらと組んで彼女をペテンにかけ、怒らせてしまう。そのお詫びに、一家で出かけたディナーショーの席上にて、催眠術師に少年時代に退行させられると、突如ショック状態となり叫びはじめるホーマー。どうやら、自身が封印していたトラウマの記憶が解放されてしまったらしい。何とか平静を取り戻した彼は、家族や友人たちの手も借り、問題の記憶の正体を探ろうとするのだが…
<以下ネタばれになります>
<黒板ギャグ>
「ボクはラリったチャーリー・ブラウンじゃありません」
"I am not Charlie Brown on acid."
・サブタイトルは、日本でも『素晴らしき日々』の放題で放映された、少年時代の想い出をノスタルジックに描いた人気TVシリース"The Wonder Years"のもじり。
・マージがハマるキャラクターの元ネタは、実在する"Brawny"という製品。
現行品のパッケージはキャラクターの絵柄が小さくなってしまっているので、こちらのちょっとキモいCMをご覧ください。
・対抗してホーマーがハマろうとするキャラクター付き食料品のうち、最後に出てくるのがポール・ニューマンが共同経営者を務めていた"Newman's Own"のドレッシング。
ニューマン本人による台詞は、撮影現場より電話越しに収録されたのだそうです。
・ディナーショーで、まるでスケルターの様だとバーンズが魔術師にからかわれますが、これはアニメ"MASTERS OF THE UNIVERSE"に登場する髑髏顔の悪役"Skeletor"のことです。
なお、このシリーズはドルフ・ラングレン主演で実写化され、国内でも「マスターズ/超空の覇者」の邦題で公開されました。
・12才に退行させられたホーマーの脳裏に浮かぶ、線路の上を歩いてゆくハイキングの風景は、言うまでもなく「スタンド・バイ・ミー"Stand By Me"」のパロディ。
スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]
- 発売日: 2011/01/26
- メディア: DVD
えっ、君たち幼なじみだったの?ってツッコミはさておき(以降、お馴染のメンバーが次々と登場するワケですし)、シーズン5「夢のカルテット"Homer's Barbershop Quartet"」で、その短くも華々しい活躍が描かれる"The Be Sharps"は生まれるべくして生まれたというコトが判ります。・いつまでも叫び続けるホーマーを正気に戻してくれたのが、"Yaqui Tea"。セットに山羊の頭の飾りが付いているので、山羊の乳のミルクティーかと思ったのですが、正しくはネイティヴのヤキ族のお茶らしいです。
・そう、あれだ!とホーマーが最初に思い出したのが、バートのスケボーでスプリングフィールド渓谷を飛び越えそこねて、ヒドイ目にあった記憶(シーズン2「命知らずのバート"Bart the Daredevil"」)。
それって、あなたが大人になってからの出来事なんですけど…
ここんとこも「スタンド・バイ・ミー」がベースとなっています。
- 作者:スティーヴン・キング
- 発売日: 1987/03/25
- メディア: 文庫
・なお、この後の第三者による回想は「スター・トレック2/カーンの逆襲"STAR TREK II: THE WRATH OF KHAN"」の有名なシーンのパロディとなっています。って、ややネタばれがすぎたかな?
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
モー | 稲葉実 |
バーニー | 広瀬正志 |
マジシャン | 青森伸 |
フリンク | 飛田展男 |
ママセレステ | 真柴摩利 |
スミサーズ | 目黒光祐 |
カール | 辻親八 |
レニー | 朝戸鉄也 |
ポール・ニューマン | 津田栄三 |
ウィガム | 中村大樹 |
スキナー | 北村弘一 |
<日本語版制作スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
演出 | 向山宏志 |
調整 | 安倍康幸 |
制作 | ブロードメディア・スタジオ株式会社 |