シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広め、ファンのつながりを作るためにグッズを買えるお店の紹介やエピソードガイド、吹替キャストのみなさんとのイベントレポート等々を掲載しています。

シーズン5、第8話「大ピンチの切り抜け方 "Boy-Scoutz n the Hood"」

シーズン5、第8話「大ピンチの切り抜け方」November 18, 1993

軍資金が尽きて、ゲームセンターから追い出されるバートとミルハウス。丁度その頃、自宅のカウチの下にホーマーが見つけた20ドル札が風に飛ばされ、偶然彼らの目前に落ちてくる。これ幸いと、手始めにクイッキーマートに駆け込むと、シロップを限界まで入れたスーパースクイージーをオーダーするふたりだったが…
<以下、ネタバレになります>


・オリジナルサブタイトルは、いわゆるギャングスタではない黒人青年達の悲哀を描いた、1991年制作のジョン・シングルトン監督デビュー作『ボーイズ’ン・ザ・フッド"BOYZ'N THE HOOD"』のもじり。

・バートとミルハウスが遊んでいるドンキーコング風のアーケードゲームの敵キャラは、80年代にパナマ共和国を独裁していたノリエガ将軍。最後に登場するのは、1989年のパナマ侵攻により、彼の政治生命を葬ったパパブッシュ。


・あまりに濃厚なスクイージーを口にしたせいで、酩酊状態となったふたりが歌い踊るのは。1944年初演のブロードウェイミュージカルで、その後ジーン・ケリー監督・主演で映画化もされた『踊る大紐育"ON THE TOWN"』の劇中曲"New York, New York"のパロディ。途中で水夫姿の男が現れるのも、元ネタにちなんだものです。


・散々、豪遊した後にベッドの上で目覚めたバートは、記憶に無い服を身に着けているのに気づきます。それは、ボーイスカウトのそれにそっくりなジュニアキャンパーズの制服。どうやら、無意識の内に入会申請してしまったらしい。

・なんだって、こんなダサい課外活動(しかもは代表はフランダース)に参加しちゃったんだろうと後悔するバートだが、メンバーにはポケットナイフが授与されるのを知ったコトから徐々にハマってゆく。サバイバル術の一環として習った動物の罠の仕掛け方を、早速ホーマー相手の悪戯に応用。

いつしか、イッチー&スクラッチーでのキャンプの描写に文句を垂れる程にまでなり、それをリサにからかわれるシーンでのメタ的なギャグに要注目!

・絶対に、父親が何かやらかしたせいで恥をかく羽目になると確信するバートと、フランダースが取り仕切るイベントなどには参加したくないホーマー。お互いの負の意思が、真逆な結果を招いてしまう会話も絶妙です。

・服役中のメンバーの代理父としてやって来たのは、何とアーネスト・ボーグナイン

お孫さんがシンプソンズのファンなのだそうです。『ワイルドバンチ』に『ポセイドンアドベンチャー』またTVシリーズの『エアーウルフ』等々、多くの作品に出演している名優ですが、ここで自身が代表作として挙げるのは映画デビュー作である1953年制作の『地上より永遠に"FROM HERE TO ETERNITY"』


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・ホーマーにバート、そしてフランダースと彼の長男ロッドという最悪の組み合わせで川下りはスタート。

案の定ホーマーのせいで、彼らのラフトだけ他とはぐれ河口から外洋へと流されてしまう。

・海の真っただ中の炎天下という絶望的な状況の中、キャンディーやアイスクリームと踊る夢を見ているホーマー。ここで流れるのは、60年代末に放映されたカートゥーン『アーチーでなくちゃ!" The Archie Show"』の劇中曲"Sugar, Sugar"。


・一方のボーグナイン達も、都会から田舎に川下りを楽しみにやってきた男たちと地元の住民らと命を懸けた諍いが描かれる、1972年制作のジョン・ブアマン監督作品『脱出"Deliverance"』を思わせる、不気味な渓流へと迷い込む。


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・バートらの前に現れ"You're all going to die"と言い捨て去ってゆくイルカ達は、シーズン12『ハロウィンスペシャルXI〜本当は恐い話〜"Treehouse of Horror XI"』の「イルカの夜"Night of the Dolphin"」で、リサを騙して水族館からリーダーを脱出させた一派の仲間らしい。

果たして、彼らは無事生還出来るのか!?
・その頃、サマーキャンプの跡地へと辿り着いたボーグナイト達は…