シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン2、第4話「バーンズ知事選に出馬!!"Two Cars in Every Garage and Three Eyes on Every Fish"」

シーズン2、第4話「バーンズ知事選に出馬!!"Two Cars in Every Garage and Three Eyes on Every Fish"」November 1, 1990

原子力発電所近くの池で釣り糸を垂れていたバートとリサは、三つ目の奇形魚を釣り上げる。それを偶然目にした地元紙の記者が記事した結果、発電所には行政の調査が入り、その杜撰極まりない内情が明るみに。
改善の為にかかる莫大な費用に頭を抱える発電所社長のバーンズは、安全基準そのものを変えてしまおうと、任期満了に伴う州知事選挙に打って出るのだが…


<以下、ネタバレになります>


・オリジナルサブタイトルは、第31代アメリカ大統領ハーバート・フーヴァーの選挙スローガン"A Chicken in Every Pot. A car in every garage"のもじり。

ちなみに、この方は魚釣りをこよなく愛したことでも知られています。
スプリングフィールド・ショッパーズ記者の地元ジャーナリストとしての役割は、やがてTVキャスターのケント・ブロックマンに引き継がれます。

・バーンズがメインとなる初エピソード。彼のフルネームが、チャールズ・モンゴメリー・バーンズであることも、初めて明かされます。
なお、当初はシーズン初回の放映が予定されてましたが、裏番組に勝つにはバートが前面に出る必要があるということで「落第バート:Bart Gets an F」に差し替えられたました。
・バーンズのキャラクターや出自・邸宅などは、オーソン・ウェルズ市民ケーン"Citizen Kane"』をベースとしたものですが、このエピソードではそれが色濃く描かれます。選挙演説シーンの構図・スピーチなど、正にそのもの。

・シーズン1の「ヒーロー誕生:Homer's Odyssey」に引き続いて二度目の登場となる、三つ目の奇形魚ブリンキー。これ以降の複数のエピソードや、FUTURAMAでもお馴染みですね。

また、シーズン21「愛のカーリングデート"Boy Meets Curl"」では、カーリングスプリングフィールドチームのマスコットに選ばれてもいます。

・どこかの国で現在進行中の事態を彷彿とさせる序盤の設定には、原子力業界から事実に反しているとのクレームが寄せられたそうです。
また、クライマックスのディナーでのバートの"Dear God.We paid for all this stuff ourselves,so thanks for nothing.(神様、この食事の代金は自分たちで支払い済みなので、あなたへの感謝の意は表しません。)"との台詞にもまた、教会関係者からの苦情が相次いだとか。


<声の出演>

役名 お名前
ホーマー 大平透
マージ 一城みゆ希
バート 堀絢子
リサ 神代知衣
エイブ,スタッフ2 滝口順平
バーンズ 北村弘一
スミサーズ,男2,スコット 目黒光祐
モー,アナウンサー2,グレゴア 稲葉実
バーニー,チーフ,スタッフ1,リポーター 広瀬正志
ダーウィンのそっくりさん,メーキャップ 石森達幸
老人 青森伸
アナウンサー,男1,スタッフ3,リポーター 鈴木勝美
デイブ・シャットン,ディーン 梅津秀行
ベイリー知事 杉崎佳恵子



<日本語版スタッフ>

役職 お名前
翻訳 徐賀世子
アドバイザー 井上真紀
調整 栗林秀年
効果 関根正治
演出 春日一伸
プロデューサー Kristen Duncan,小川眞紀子
録音 Studio Saurus
編集 ミューテック・スタジオ
制作 ムービーテレビジョン



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