2009/11/28(土)、バート役声優:堀絢子さんの『堀絢子ひとり芝居「朝ちゃん」』を観てきました。
今回の公演場所は埼玉県さいたま市立田島公民会館
子供からご年配の方まで幅広い年齢層の人が「朝ちゃん」を観る為にの来場者していました。
堀さんが一人で演じるのは「朝ちゃん」「朝ちゃんの母」「朝ちゃんの兄」「朝ちゃんの友人(秋子)」「ナレーター」の5役。
幕が開いて目に入ってくるのは黒・灰・赤色が渦巻いた不気味な背景・・・火災が荒れ狂う広島の空のようです。そして舞台の上は凸凹とした激しい段差に灰色の布がかけてあり、原子爆弾が炸裂して瓦礫の山と化した広島の街を表しているようでした・・・・。
瓦礫の山と化した広島の街をお母さん達(堀さん)は歩き回り、廃墟の中から変わり果てた朝ちゃん見つけ出します。
「水」を飲みたがる朝ちゃん、しかし、当時は水を飲ませると病人は死んでしまうと信じられていたため、お母さんたちは朝ちゃんちゃんに水を飲ませることをためらいます。
「水が飲みたい」と何度も言いながら朝ちゃんは死んでしまいます。朝ちゃんを助けられずに水を飲ませてあげられなかったことを後悔するお母さん・・・・。
お芝居の40分間、堀さんは息をつく間もなく舞台を上に下に動き続けて原爆で破壊された広島の街を私達に見せてくれました。
お芝居が終了した後、堀さんは来場してくれた子供達にハットリくんやQちゃんの声で戦争反対のメッセージを呼びかけました。私達にはバートの声で「アイカランバ!シンプソンズのバートだよ。俺はイタズラはするけど戦争は反対だよ!絶対にやっちゃいけないんだ!!」とメッセージを送ってくださいました。そして、『1回でもおおく「朝ちゃん」を演じて多くの人たちに反戦メッセージを送りたい』とお願いされていらっしゃいました。
私達からは堀さんにバートを演じてくれた感謝、そして素晴らしいお芝居を演じてくださった感謝、そしてこれからも多くの人に感動を与え続けて頂きたいという思いを込めてプレゼントを贈らせて頂きました。
私達は「朝ちゃん」を観ることで命の大切さ、人の悲しみや痛みをあらためて知る事が出来ました。
第二次世界大戦終結(1945年8月15日)から64年経った2009年の現在、日本がアメリカと戦争をしていたことを知らない子供や若者もいるそうです。
今も世界中で戦争や犯罪によって罪の無い命がたくさん失われています。大人達には子供達のために、子供達には未来の平和のために「朝ちゃん」を観てもらいたいと思いました。
堀さん、熱演ありがとうございました!
堀さんは反戦の願いを込めて500回公演を目指されています(反戦→半1000の意味)。
随時、公演を受付ていらっしゃるそうなので、ぜひ皆さんの母校やサークルなどで「朝ちゃん」公演をご検討下さい。
2009年12月7日時点:「朝ちゃん」公演予定
・185回:2020/1/16(土)開演13:30〜:三重県アスト津4Fアストホール津「母と女性教職員の会 ゆたかな未来を子どもたちと」:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・186回:2010/2/28(日)開演13:00〜:三重県志摩市商工会館「平和集会」:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・187回:2010/6/13(日):愛媛県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・188回:2010/8/6(金):福岡県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・189回:2010/8/7(土):広島県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・190回:2010/8/8(日):滋賀県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・191回:2010/8/15(火):香川県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
・192回:2010/8/24(火):広島県:詳細は「スタジオデュオ 堀 慶子事務所」さんにお問合せ下さい
「朝ちゃん」公演の申込&お問い合わせ先
スタジオデュオ 堀 慶子事務所
TEL 03-6273-7571
FAX 03-6273-7572
e-mail(PC):duohori@river.ocn.ne.jp
朝ちゃんの公演情報などは分かり次第
”堀絢子ひとり芝居「朝ちゃん」応援ブログ”で掲載していくつもりです。