シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

ザ・シンプソンズで学ぶ英語動画コンテンツの楽しみ方 受講レポート


【2024年7月1日 文末に追記あり
ザ・シンプソンズで学ぶ英語動画コンテンツの楽しみ方 #06
ザ・シンプソンズに見る パロディ文化、文化言及事象の日米比較
ゲストスピーカー: BLACKHOLE TVより 高橋ヨシキ柳下毅一郎様 てらさわホーク様
担当者:木村 修平(生命科学部)2024年度春学期

2024年5月17日、京都の立命館大学衣笠キャンパスにて「ザ・シンプソンズで学ぶ英語動画コンテンツの楽しみ方」と題する教養ゼミナール授業の第6回が一般公開されました。参加したファンクラブメンバーにより、当日の様子をレポートいたします。


会場となったのは、立命館大学衣笠キャンパスの創思館カンファレンスルーム。

今回の講座の企画発案は、英語教育におけるICTの利活用を研究されている、立命館大学生命科学部生命情報学科 木村修平教授(@syuhei)。アメリカ留学中にVHSでシンプソンズを観たのが、ファンとなるきっかけだったそうです。その後もSNSなどを通して、その魅力と語ると共に、私たちファンクラブの活動にもエールを頂戴しており、この度はじめてお会いすることが出来たという次第。
research-db.ritsumei.ac.jp
立命館大学 研究者学術情報データベース内 木村修平教授のページ

さて、そんな木村教授が学生向けに開講されているのが、教養系語学講座の教材としてのシンプソンズの可能性に着目したゼミ「ザ・シンプソンズで学ぶ英語動画コンテンツの楽しみ方」。作品内の英語表現や文化言及への、鋭く深い理解を促進する事を目的とされているそうです。
外国語教育メディア学会第61回全国研究大会にて研究発表された際の、スライドショーを参照ください。
docs.google.com

今回のイベントは、YOUTUBEチャンネルBLACKHOLE TV(@blackhole_mag)の高橋ヨシキ(@InfoYoshiki)/柳下毅一郎(@kiichiro)/てらさわホーク(@hawk13)のお三方をゲストスピーカーとしてお迎えして、木村教授ご自身がゼミの実際を紹介するという形式で行われました。
www.youtube.com

あるシーンの特徴的な構図についての受講学生の考察に、さらなる原点が提示されたり、最近アメリカで起きた衝撃的な事件の当事者が残した書面に、シンプソンズのエピソードへの言及が綴られていた!などなど、ゲストの皆さんからのご発言の数々もまた、興味深いものでした。
simpsons333.hatenablog.com
*当ファンクラブの紹介もして頂きました。ありがとうございます

また、市民ケーンゴッドファーザーなど、放映時にもすでに何十年も前のコンテンツからの引用がカジュアルに登場する理由について、多数の映画チャンネルが存在するアメリカでは、古い新しいに捕らわれずフラットに楽しむ土壌があるからとの、ご指摘がありました。余談になりますが、国内での洋画離れの一因として、地上波の映画劇場の消滅が指摘されるのとも重なります。

この件に関連して柳下氏からは、若い世代と時代劇や落語といった日本独自の文化の断絶について指摘があったほか、木村教授からはシンプソンズのパロディの元ネタを探すことでコンテンツの温故知新を図ることが、ゼミの裏テーマであるとの発言があり、今後の展開が期待されますね。


*講座終了後の参加者も交えた記念撮影。ゲストの背後で大きくVサインされているのが、木村教授

なお、会場にはBLACKHOLE TVのカメラが入っており、近日中に出張版としての配信が予定されているそうです。

【2024年7月1日 追記】
BLACKHOLE TV出張版が公開されました。
youtu.be
残念ながら、授業内容そのものに触れられてはいません。しかし、京都国際マンガミュージアムと比べると規模はダンチながらも、中身の濃さは負けず劣らずな知られざる名所『おもちゃ映画ミュージアム』の紹介は必見!
toyfilm-museum.jp
立命館大学朱雀キャンパスの近く
ちなみに筆者は、新福菜館派です。
shinpukusaikan.net