シーズン2、第16話(通算29話)「迷犬S・リトルヘルパ―:Bart's Dog Gets an "F"」March 7, 1991
周囲に迷惑かけまくるシンプソン家の愛犬・サンタズリトルヘルパー。あまりの"迷犬"っぷりに、犬の調教学校にバートとともに通うことになるのだったが…。
一方、リサはおたふく風邪に、ホーマーは125ドルするハイテクスニーカーを買っちゃったがために、マージから大ヒンシュクを買う。
<以下、ネタバレになります>
・ヒバート先生のセーター、および食卓の雰囲気は、当時シンプソンズのライバル番組であった「コスビー・ショー」(日本では87年からTBS、89年からNHKで放送)のパロディ。
以降、シンプソンズにはビル・コスビーをネタにしたシーンがよく登場することとなります。
・写真家ロバート・キャパの作品「崩れ落ちる兵士」や、西部開拓時代のガンマンであるバッファーロー・ビルが主催していた「ワイルド・ウエスト・ショー」のポスター等が題材にされているブービエ家のキルト。
・大人気のハイテクシューズ・アサシンズは、若者が命がけで奪い合うほど大ヒットしたエア・ジョーダンのパロディ。
・犬の調教師・エミリーとマッドフィールド夫人の声を原語版で担当したのは、シンプソンズが生まれ故郷である「トレイシー・ウルマン・ショー」のトレイシー・ウルマン。
トレイシー…時代からスタッフは彼女のゲスト出演を熱望していていたものの、スケジュールの都合から実現することはなく、今回のエピソードで念願かなって彼女がゲスト出演することになったそうです。
詳しくは、「第1回シンプソンズファン感謝祭」の橘田元プロデューサーのお話をご覧ください!
・リサが作ったキルトには、初期シーズンではお馴染みのキャラ・ラルゴ先生と血の牙のマーフィが。
詳しくは、シーズン1「リサのブルース」をチェック!
・キルトをマスターしたリサとマージがお互いの指をくつけるシーン、そしてその際に使用される音楽は、お馴染み「E.T.」のパロディ。
・ヘルパーの視点からキルトに向かっていくシーンで使用される、エコーのかかった音楽は、映画「13日の金曜日」のパロディ。
・調教学校にいる犬たちは、ドラマ「名犬リンチンチン」だったり、映画「ベンジー」だったり、「オズの魔法使い」のトトだったり…と、テレビ・映画でお馴染みの有名犬。
・犬たちのその後が紹介されるラストシーンは、ジョン・ベルーシ主演の映画「アニマル・ハウス」のパロディ(そのさらに元ネタとなっているのは「アメリカン・グラフィティ」)。
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ | 一城みゆ希 |
バート,クッキー屋店員 | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
ヒバート | 青森伸 |
クラスティ,トロイ,靴屋店員 | 島田敏 |
フランダース,昼メロ神父 | 稲葉実 |
ケント | 糸博 |
マーティン,昼メロ女優 | 安達忍 |
アプー,昼メロ俳優 | 広瀬正志 |
レニー,牧場の男 | 朝戸鉄也 |
マッドフィールド | 巴菁子 |
エミリー | 滝沢久美子 |
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
アドバイザー | 井上真紀 |
調整 | 栗林秀年 |
効果 | 関根正治 |
演出 | 春日一伸 |
プロデューサー | Kristen Duncan,小川眞紀子 |
録音 | Studio Saurus |
編集 | ミューテック・スタジオ |
制作 | ムービーテレビジョン |