シーズン1から現在まで、バートの担任の先生:エドナ・クラバーペル役を原語版で担当された、女優のマーシャ・ウォレスさんが2013年10月25日に急逝されました。
ウォレスさんは闘病生活を送りながら収録に参加されていたそうで、シンプソンズのクリエーターからは彼女に敬意を表し、クラバーペル先生をシリーズから引退させることが発表されました。
(↑お馴染みのバートの反省文ジョークも、「クラバーペル先生がいなくて本当にさびしいよ」というウォレスさんの追悼文に差し替えられました)
シンプソンズのクリエーターは、キャラクターの"声"に強いこだわりを持っており、今回のようにレギュラーキャラの声優が何らかの事情で本編に参加できなくなった場合は、その担当キャラ自体を本編から引退させてきました。
(1998年に亡くなったフィル・ハートマンが演じていたトロイ・マクルアー&ライオネル・ハーツ、声優を一旦降板することになったマギー・ロズウェル演ずるモード・フランダース)
長きに渡って私たちシンプソンズファンを楽しませてくれていた恋多きキャラクター、しかもバートの良きライバルにして良き友の1人である、クラバーペル先生の活躍を見られなくなるのは非常にさびしいですが、25年もの間、クラバーペル先生を演じられたウォレスさんに感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
なお、クラバーペル先生の収録音源で、まだ放送に使用されていないものがあるそうで、それが現在アメリカで放送中のシーズン25、もしくは来年放送予定のシーズン26の序盤のエピソードで使われるとのこと。残念ながら日本のファンはまだ見ることができませんが、ご覧になれる環境にある方は、ぜひウォレスさんの最後の演技をご覧いただきたいと思います。