一城さん
「皆さまと本当に楽しく和やかに過ごしてまいりましたけれど、
この、ザ・シンプソンズ ファン感謝祭、プログラムも残すところ、あと僅かになりました。」
島田さん
「大平さん、サインの方は全部で何枚くらい?(書かれたんですか?)」
先ほどの終了時点で、230枚のジャケットにサインをしていたのですが、ここで大平さんから、さらにスゴイ一言が!!
大平さん
「いえね、あと、1,000枚くらい書けます!!」
「おお〜!!!」会場中から感嘆の声と拍手が鳴り響く!!
大平さん
「いえ、もっとゆっくりね、お顔を見ながらやればよかったな〜と思います。ちょっと、急ぎすぎました。(サインを書くために顔が上げられないため)下半身ばっかり見ながらやりました。(会場は大爆笑)
右手でサインをしているので左手でしか握手できなかったりね、いろいろスミマセンでした。次回の時はゆっくり顔を見ながら、握手会も兼ねながらやりますのでよろしくお願いします。」
会場から割れるような拍手が!!
そして、拍手の中、本日ご出演していただいた、シンプソンズ声優さんがステージに登場する。ステージに一直線にシンプソンズ声優さんが整列される。会場も静まり、息を呑む。
島田さん
「さぁ、いよいよ大詰めでございます。
主催者側を代表いたしまして、大平さんより本日のザ・シンプソンズ ファン感謝祭の締めのご挨拶を頂戴したいと思います。大平さん、よろしくお願いいたします。」
拍手の中、大平さんがマイクに歩み寄る。
大平さん(ニコヤカな表情で)
「今度は泣かないよ(笑)
本当に夢のようです・・・つい、何ヶ月か前までは・・・色々ありましたけれど・・・
もう、みんな忘れました。
これから、この大勢のファンの皆さんが私どもの後ろについていてくださる!そして、このシンプソンズの後ろに・・インターネットを入れれば数十万人の方々が熱い血を燃やしながら応援してくださっているということを実感いたしました!!
今日、来られないファミリーの連中にも、この想いは伝えたいと思いますし、また、ネット上でも今日来られなかった方々にいろいろお伝え願えればと思います。
これで、FOX映画さん、FOXホームエンターテイメントさん、ブロードメディアさん、それぞれの会社の方々、皆さん気持ちが休まったことじゃないかと私は思います。
そして!願わくば!!これからテレビシリーズがどんどん、どんどん続いていけますように、皆さん応援してください!!今日は本当に、お礼の言葉もありません!ありがとうございました!!」
ステージで一斉にシンプソンズ声優さん達が客席のファンに向かって深々とお辞儀をする。そして、客席では詰め掛けた500人のファンが熱い気持ちに応えるように拍手をする。
一城さん
「ありがとうございました。本日の、このファン感謝祭、実現にあたりましてはファンクラブの皆さん、そして、全国から駆けつけてくださいましたファンの皆さまのお力添えで実現する事ができました!この場をお借りいたしまして、もう一度、心からお礼申し上げます!ありがとうございました!!」
シンプソンズ声優の皆さん
「ありがとうございました!!」
会場中のファンに向かって、そして、来場する事ができなかった全国のシンプソンズファンのために、シンプソンズ声優の皆さんが再び感謝の言葉を述べ、深々とお辞儀をする!そして、会場のファンは感謝の気持ちを大きな拍手に変えて会場中を埋め尽くす!!
ステージにいる声優さんは、皆、嬉しそうに微笑みながら会場中のファンの顔を一人、一人、覚えているようだった!!
島田さん
「これをもちまして、本日のザ・シンプソンズ ファン感謝祭をお開きにさせて頂きます。長時間に渡りましたが、皆さまのご協力でつつがなく進行する事ができました。
本当に、ありがとうございました!!」
なかのZEROホールに三度目の大きな拍手が鳴り響く!!
12時の開演から3時間45分、なんと濃厚な時間だったのだろうか!?500人のシンプソンズファンが、15人のシンプソンズ声優さんが、この会場で共に喜び、共に笑い、共に感動した!!もう、何度、拍手をしたのか?何度、感動の涙を流したのか?誰にも分からない。ただ、確実にいえることは「ザ・シンプソンズ」という作品に、声優として関わった人、制作者として関わった人、ファンとして関わった人、すべてのシンプソンズに関わった人たちの感謝の気持ちが、大きな愛情で一つになる事ができたということではないでしょうか?
だが、まだ、ファン感謝祭は終わっていなかったのである!拍手の嵐の中、一城さんがファンに向かって語りかける。
一城さん
「それでは、出演者一同、皆さまへの感謝の気持ちを込めまして、お帰り口で皆さまをお見送りさせて頂きます!」
島田さん
「本日は、まことにありがとうございました!また、お目にかかれる日を楽しみにしております!」
一城さん
「そして、これからもザ・シンプソンズ!よろしく、お願い申し上げます!ありがとうございました。!!」
手を振りながらステージを降りていくシンプソンズ声優の皆さん。これから全員が出口のところに勢ぞろいして、ファン感謝祭に来場したファンをお見送りするのだ。
準備が整い、会場にアナウンスが流れる。ボランティアスタッフの誘導でファンが出口へ誘導される。客席ホールの階段を下り、2階ロビーに出ると、そこには出口に向かって一直線にシンプソンズ声優の皆さんがファンを待ち構えている!!
ステージと客席の距離を取り払い、まさに、眼前で声優さんとファンが一人、一人、声を掛け合っていく。
当初の計画では退出時間と声優さんの負担を考えて、声優さん方とファンの間には一定の距離を保ち、立ち止まったり、握手はしないことになっていました。しかし、声優さんとファンの距離は自然と近づき、いつの間にか握手をしたり、キャラクターの声でお見送りをしたりと、最後の最後まで心づくしの感謝でのお見送りとなったのでした。
じつは、この時、大平さんは腰を痛めていて、ずっと立ち続けてお見送りをするのは相当な負担があったのではないかと思われます。それでも、500人のファン一人、一人を最後まで気持ちを込めて立ってお見送りをしたいと強く希望されていたのでした。
サイン、握手、お見送、ファン1人にとっては僅かな時間なのかもしれませんが、500人全員を相手にする大平さんにとっては膨大な負担だったはずです。計画段階から一城さんや島田さん、ボランティアスタッフが何度も「無理をなさらないで下さい」と申し上げていましたが、それでも大平さんは「誠心誠意でファンの皆さまに感謝の意を表したい」と身体にムチをうってファン感謝祭に臨まれたのです。おそらく、15年間のシンプソンズの吹替え、いえ、50年以上の声優生活でも幾度となく一貫して同じ姿勢で、仕事に対して、ファンに対して真摯に臨まれて来たのでしょう。だからこそ、多くのファンを魅了し、愛されてきたのではないでしょうか?
こうして、夢の第一回シンプソンズ ファン感謝祭は幕を閉じました。シンプソンズ声優さん方の心を尽くしたお持て成し、協賛・協力の各社の豪華なプレゼント、ファン感謝祭終了後のアンケートや参加されたファンの方々のブログなどを読ませて頂き、きっと満足していただけたのではないかと思います。
ここで、あらためて、今回のシンプソンズ ファン感謝祭を主催していただいたシンプソンズ出演声優の皆さま、そして、ファン感謝祭の承認をしてくださった20世紀FOXの皆さま、協力・協賛していただいたミスタードーナツ様、アメリカントイショップJB様、日本俳優連合の皆様、ゲストでご出演していただいた橘田様、全国から応募・参加してくれたシンプソンズファンの皆さまに厚くお礼を申し上げます。すてきな感謝祭をありがとうございました!!
そして、これからもテレビシリーズ・映画と、シンプソンズが日本で益々発展していくようにお祈り申し上げます。私たちファンもシンプソンズを応援させていただきます!
シンプソンズファンで本当に良かった!!シンプソンズ最高!!!
シンプソンズファン一同
〜〜〜第2部終了〜〜〜
次回は【美術ギャラリー展示物】からです。声優さんのイラストや珍しいグッズなどを紹介いたします。
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