シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

第1回シンプソンズファン感謝祭から10年

今日からちょうど10年前、2008年5月4日は東京の中野ZEROホールで第1回シンプソンズファン感謝祭が開催されました。

第1回シンプソンズ・ファン感謝祭レポート・目次→http://d.hatena.ne.jp/simpsons333/20080517#p1



最近になってシンプソンズファンクラブブログをご覧になっていただいた方は10年前にこんなイベントがあったことを知らないのではないでしょうか?


事の起こりは2007年にシンプソンズが劇場版映画として日本でも公開されることになり、日本語吹替え版が製作されるにあたり、それまで10年間主役のシンプソンズファミリーを演じてきたプロ声優のホーマー:大平透さん・マージ:一城みゆ希さん・バート:堀絢子さん・リサ:神代知衣さん(以降「オリジナル声優」)を降板させて、声優経験がほとんど無く知名度が高いテレビ芸能人に交代させるということが発表されました。


日本の世間一般ではマイナーながらも、10年間日本語吹替え版のシンプソンズを楽しんできたファンからは猛反発をうけて当時SNSの主流だったmixiや「声優変更を考える会ブログ」などで声優変更反対署名が行われたことが新聞や雑誌などでとりあげられて大きな問題になり、20世紀FOX映画とシンプソンズファンの代表が話し合いを行い、ザ・シンプソンズMOVIEがDVD発売の際にオリジナル声優による日本語吹替え版を収録するということになりました。


しかし、シンプソンズファン達はオリジナル声優によるザ・シンプソンズMOVIEを映画館の大きな画面で見たい!という熱望があり、オリジナル声優復活の尽力してくれたファンのためにホーマー・シンプソン役の声優:大平透さんが「シンプソンズファン感謝祭を開催して無料で皆さんを招待したい!」と企画を提案してくださいました。



20世紀FOX映画からはDVDの宣伝として許可は出たものの、宣伝費もスタッフ供与も一切なく、全ての運営費用は大平透さんと一部の熱心なシンプソンズファンからの寄付、上映スタッフは全員シンプソンズファン、出演してくださるシンプソンズ声優の皆さんの出演料は無料で行われることとなり、すべてをシンプソンズ声優さんとシンプソンズファンで作り上げました。



巨大なスクリーンでオリジナル声優版ザ・シンプソンズMOVIEをみるために北海道から沖縄まで日本全国から定員一杯の500名のシンプソンズファンクラブが集まり、15人のシンプソンズ声優さんにご出演していただきましした。




第1回シンプソンズファン感謝祭が終わった後、大平透さんを初めとしたシンプソンズ声優のみなさんから「またシンプソンズファン感謝祭をやりたい」というお言葉を頂き、それからシンプソンズファン感謝祭を第5回まで開催しました。



「ホーマーより愛と感謝をこめて‥‥」→http://d.hatena.ne.jp/simpsons333/200803


シンプソンズが縁で声優さんとファンのお付き合いが始まり、声優さんのご出演するお芝居があればシンプソンズファンで見にいったり、大平透さんのお誕生会を開催したり、母の日にはマージ役声優:一城みゆ希さんにお花をプレゼントしたり、日本俳優連合の主催するイベントにいったり、東日本大震災の時にはシンプソンズグッズを扱うメーカーやショップやシンプソンズ声優さんやシンプソンズファンからグッズを提供してもらってチャリティー募金をしたりと様々な思い出があります。



そして10年間のなかで大平透さん・滝口順平さん・紗ゆりさん・青野武さんとの哀しいお別れ・・・。



シンプソンズファン同士の出会いもたくさんありました。シンプソンズファンクラブが開催したファン感謝祭とファン交流会の参加者は北海道から沖縄まで延べ人数1000人以上、毎回参加してくれたファンの皆さんはお元気にしているのかな?


ザ・シンプソンズ』という一つのアニメ作品がボク達シンプソンズファンにあたえてくれたのは現実の世界での数え切れない出会いや喜びでした。
今日は第1回シンプソンズファン感謝祭から10年という節目の日ですが、シンプソンズファンクラブはこれからも日本で"シンプソンズを見たい"と思った人達がネットで検索したときに詳しい情報が見られるように日本語吹替え版DVDのエピソードガイドや身近なシンプソンズ情報などをブログ掲載し続けていきたいと思っています。



シンプソンズファンのみなさん、シンプソンズ声優のみなさん、これからもよろしくお願いいたします。
シンプソンズファンクラブ代表〜