シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広め、ファンのつながりを作るためにグッズを買えるお店の紹介やエピソードガイド、吹替キャストのみなさんとのイベントレポート等々を掲載しています。

シーズン5、第2話「よみがえった男 "Cape Feare"」

シーズン5、第2話「よみがえった男」"October 7, 1993

ある日バートの元に、血で書かれた手紙が届く。それは、刑務所に収監されているサイドショー・ボブからの、お前を殺してやるとの脅迫状だった。彼の身の危険を感じたシンプソンズ一家は、安全の為に名前を変え、スプリングフィールドから遠く離れた場所での隠遁生活をはじめるのだが…
<以下、ネタバレになります>


・この頃、一時的に聴取率が悪化。テコ入れの為に、当初よりの製作スタッフの入れ替えが行われた結果、このエピソードは初期スタッフが関与した最後のものとなるそうです。
・原題サブタイトルは、グレゴリー・ペックロバート・ミッチャムが共演した1962年の映画『恐怖の岬"Cape Fear"』と、ロバート・デ・ニーロニック・ノルティ共演の1991年のリメイク作品『ケープ・フィアー(原題同じ)』のパロディ。オリジナルは、自身を刑に処した弁護士を逆恨みして復讐に燃える犯罪者と、弁護士一家との対決を描くスリラー。


ケープ・フィアー [Blu-ray]

ケープ・フィアー [Blu-ray]

・手紙を開封するシーンでバートとリサが観ているテレビのトークショーではLGBT差別発言が連発され、また政情不安と思しき国に住むペンフレンドからリサに届いた手紙は検閲まみれなどと、冒頭から不穏な空気が充満。

・シーズン1「クラスティは強盗犯?"Krusty Gets Busted"」にシーズン3「名探偵バート"Black Widower"」と、二度に渡り卑劣な犯罪行為を暴かれたボブの復讐心に怯えるバートは、『エルム街の悪夢』のフレディもかくやなレザーカッターを装着したフランダースに遭遇。その後も彼を怯えさせる事件が続出!

小学校のクラスで上演する劇でマーティンが演じるリジー・ボーデンとは、19世紀に両親を斧で惨殺した疑いで裁判にかけられるも、証拠不十分で無罪となった実在の女性。

・出所したボブはシンプソンズ一家の前に姿を現し、彼らを恫喝します。映画館のシーンは、ケープ・フィアー劇中のそれのパロディ。


・ボブが両手の指に入れている"LUV"と"HAT"の刺青は、1955年の映画『狩人の夜"The Night of the Hunter"』でロバート・ミッチャム演じる偽伝道師のそれからの引用。



・FBIの証人保護プログラムにより、トンプソンという偽名と隠れ家としてボートハウスを与えられる一家。偽名の概念が理解出来ず、担当捜査官相手に延々とボケをかますホーマーには爆笑!

隠れ家へと向かうシーンでホーマーが着ているシャツには、ご丁寧にも"Witness Relocation Program(証人保護プログラム)"と大書されており、略称の入った帽子をかぶってもいますね。

・一家が寝静まった頃、ついに牙をむくボブ。文字通り絶体絶命なバートは、助けが駆けつけるまで何とかボブの気を散らせようと孤軍奮闘。果たして、彼の運命や如何に?!

・時間稼ぎにバートがボブに一人で演じさせるミュージカル『英国軍艦ピなファー"H.M.S.Pinafore"』は、19世紀末にイギリスで人気を博した作詞・作曲家コンビ、ギルバート&サリバンの代表作。


なお、ボートハウスへの道中に一家がカーステレオにあわせて歌うのも、彼らの楽曲。

またヒット曲"alone again"などで知られるギルバート・オサリバンの芸名は、ギルバート&サリバンにちなんだものだそうです。

Alone Again (Naturally)

Alone Again (Naturally)

・一件落着の後、スプリングフィールドに戻ってきた一家を、さらに新たなトラブルが待ち受けているのでした。