シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

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シーズン4、第19話「天才作家の正体 "The Front"」

シーズン4、第19話「天才作家の正体」"The Front" April 15, 1993

毎回楽しみにしているイッチー&スクラッチー。でも、今日のエピソードはつまらなくてガッカリな、バートとリサ。

自分たちが観たいイッチー&スクラッチーのシナリオを書いた二人は、それを制作スタジオに送り付けるのだが…。
<以下、ネタバレになります>


・イッチーの営む床屋でスクラッチーが酷い目にあわされる、バートとリサ共作のシナリオの設定と、そのタイトル"The Little Barber Shop of Horrors"は、60年代に制作された花屋を舞台としたB級ホラー『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ"The Little Shop of Horrors"』のパロディ。この作品は80年代にミュージカル化されリバイバルヒットした後、86年にあらためて映画化されています。


リトルショップ・オブ・ホラーズ ディレクターズカット [Blu-ray]

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・バートとリサがイッチー&スクラッチーのシナリオ書くという設定は、『タイニー・トゥーンズ"Tiny Toon Adventures"』ファンの子供から送られてきたシナリオに感心したプロデューサーのスピルバーグが、彼らをスタジオに招いたコトをヒントにしているそうです。

・さて、イッチー&スクラッチースタジオのCEOであるロジャー・メイヤーに、門前払いを食らったバートとリサは一計を案じ、祖父のエイブの名前を借りて再度シナリオを送り直すと、今度は見事に採用!

この設定は、いわゆる赤狩りでハリウッドを追われた脚本家が、別人の名義を借りて創作活動を続けたという史実を元にしており、サブタイトルはこの経緯をモデルとした映画『ウディ・アレンのザ・フロント"The Front"』にちなんだもの。

昨年公開された『トランボ"Trumbo"』も、同じ理由により別名義で関わった『ローマの休日"Roman Holiday"』でアカデミー賞の最優秀原案賞を受賞し、名誉回復後も数々の名作をものにした脚本家ダルトン・トランボの半生を描いたものでしたね。

Trumbo / [Blu-ray] [Import]

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なおロジャー・メイヤーは、シーズン7『イッチー&スクラッチー」を救え!"The Day the Violence Died"』やシーズン8『ホーマーの声優チャレンジ"The Itchy & Scratchy & Poochie Show"』などにも、登場しています。

・専属ライターとしてスタジオに雇われるエイブ。ライター達のたまり場のシーンに登場するモブキャラは、実際のスタッフ達!

・TVアニメのアワードに、イッチー&スクラッチーもノミネート。授賞式にはスタッフを代表してバートとリサを伴いエイブが出席します。プレゼンターのブルック・シールズに紹介されるノミネート作品の一つ『レンとスティンピー"The Ren and Stimpy Show"』は、同時期にニコロデオンにて放映されていたシュールなギャグアニメ。

・今年の大賞はイッチー&スクラッチーに決定! 檀上でのスピーチを求められたエイブは、果たして何を語るのか?!

・なお並行して、単位が足らなくて実は高校を正式には卒業していないホーマーが、一念発起して夜学に通うエピソードが語られます。単位の件がバレるきっかけとなった同窓会には、マージのかってのボーイフレンドで今は億万長者のアーティが、シーズン2『パパとママの恋物語"The Way We Was"』以来二度目の登場。マージとの縁を忘れられない彼は、この後もシーズン13『恋敵は億万長者"Half-Decent Proposal"』に再登場します。

・エンドクレジットの直前には、"The Adventures of Ned Flanders"なるフランダースを主人公とした一回限りの短編も収録。

なんだか、盛沢山なエピソードでした。