シーズン4、第12話「モノレールの甘い罠」"Lisa's First Word" January 14, 1993
放射性廃棄物の不法投棄の罪で、300万ドルの罰金を科せられたバーンズ。この、街への臨時収入を有効に還元すべく、市庁舎で住民集会が開催される。道路の補修など、地味なれど現実的なマージの提言が覆される中、ふらりと会場に現れた見知らぬ男からモノレールの建設が提案され、満場一致で可決されてしまうのだが…
<以下、ネタバレになります>
・冒頭の職場からホーマーが車で家に帰るシーンは、60年代に人気を博した『原始家族フリントストーン"The Flintstones"』オープニングへのオマージュ。なお、ホーマー役の大平透さんは、こちらの主人公フレッドの声も担当されていました。
・判決を受けるシーンでバーンズが拘束されているのは、『羊たちの沈黙"The Silence of the Lambs"』などに登場する、ハンニバル・レクター博士のパロディ。
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- 作者:トマス ハリス
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・ライリーにのせられた住民たちが、モノレールの素晴らしさを唄い踊る"The Monorail Song"は、全シリーズを通しても一二を争う名ミュージカルシーン。
・ライリーとモノレールに夢中な住民達の中で、ただ一人不信感を募らせるマージは、その仮住まいであるトレーラーハウスにて、今回の詐欺計画が記されたノートを発見!
かつて、同様にモノレールを建設した街を訪れた彼女は、そこが廃墟と化している実態を知ります。技術担当だった住民を見つけ出すと、彼を伴い大急ぎでスプリングフィールドに戻るマージ。
しかし一歩遅く、運転手として雇われたホーマーの手によるモノレールの処女走行は、すでに始まっていました。
・開通記念式典のゲストは、ミスタースポックでお馴染みのレナード・ニモイ。
当初は、同じくオリジナルのスタートレックのレギュラーであったジョージ・タケイにオファーされたのですが、当時公共交通関連の理事を務めていた関係で断られてしまい、ニモイに交代してもらったのだそうです。
なお、その後ジョージ・タケイは国内未放映エピソードであるシーズン10"Thirty Minutes Over Tokyo"での、日本のクイズ番組の司会者をはじめとして、複数のエピソードにゲスト出演しています。
・またゲストの中には、シーズン3「魅惑のカントリー歌手」に登場したローリーンの姿も!
残念ながら、ホーマーと袂を分かって以降の芸能活動は芳しくない模様です。・ホーマーの着る運転手の制服は、何故かマントまで付いたスターウォーズの帝国士官風。
・暴走し始めたモノレールのボディに貼られたスプリングフィールドの文字が剥がれた後には、何と60年代半ばに開催された、ニューヨーク万国博覧会(New York World's Fair)のロゴが!
なお、博覧会会場内を実際に走行していたモノレールは、レールの下に車両がぶら下がる懸垂式と呼ばれる別方式のものでした。
・さて、マージは暴走するモノレールから愛するホーマーやバート、そして乗客達を救うコトが出来るのか?
そして、歓迎式典の最中にまんまと姿を消した詐欺師ライリーは、このまま逃げおおせてしまうのか?
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
エイブ | 滝口順平 |
ライル・ランリー | 真地勇志 |
クインビー | 辻親八 |
ウィガム | 中村大樹 |
アプー | 広瀬正志 |
バーンズ | 北村弘一 |
スミサーズ | 目黒光祐 |
フーバー | さとうあい |
レニー | 朝戸鉄也 |
スキナー | 青森伸 |
モード | 紗ゆり |
フランダース | 稲葉実 |
ラルフ | 真柴摩利 |
スネーク | 安西正弘 |
ケント・ブロックマン | 糸博 |
クラスティ | 島田敏 |
<日本語版スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
調整 | 栗林秀年 |
効果 | 関根正治 |
演出 | 春日一伸 |
プロデューサー | 松岡紀之,小川眞紀子 |
録音 | Studio Saurus |
編集 | ムービーテレビジョン・スタジオ |
制作 | ムービーテレビジョン |