シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

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シーズン4、第6話「ホーマーのおしおき"Itchy & Scratchy The Movie"」

シーズン4、第6話「ホーマーのおしおき」"Itchy & Scratchy The Movie" November 3, 1992

優等生のリサとは対照的に、どうにも手に付けられない悪ガキバート。小学校での保護者面談で、散々恥をかかされたマージは、彼へのしつけがなってないせいとホーマーをなじる。ちょうどその頃、子供たちに大人気の残虐TVアニメのイッチー&スクラッチーの劇場版が公開されるコトとなり…
<以下、ネタバレになります>
・このエピソードが初放映されたのは、ビル・クリントンが当選した1992年のアメリカ大統領選挙の当日。現職のパパ・ブッシュとの競り合いが大きな話題となったのもあり、選挙速報番組に数字を取られ、いつになく低聴取率だったそうです。

・冒頭でグランパと一緒にバートとリサがTVで観ているのは、スタートレックがオリジナルキャストのままに延々と続いたらとの架空の設定による、"Star Trek XII: So Very Tired"なる作品。現実には1991年の「スタートレックVI 未知の世界"Star Trek VI:The Undiscovered Countr"」で、オリジナルシリーズはとりあえず完結し、新シリーズを挟んで2009年から設定はそのままにキャストを一新したリブート版がスタート。この夏に3作目となる「スター・トレック ビヨンド"Star Trek Beyond"」の公開が予定されています。


・バートの保護者として担任からの苦言を散々浴びるマージとは対照的に、リサの保護者として賞賛されるホーマー。

ここで彼は、私は優等生の親ですとか何とかのコピーが書かれたバンパーステッカーを贈られますが、それまで車に貼っていたという『お肉はどこだ?"Where's the Beef?"』ステッカーとは、80年代に流行語にもなったハンバーガーチェーン店ウェンディ―ズのCMコピーを記したもの。

・ニュースショーでイッチー&スクラッチー劇場版を紹介するケント・ブロックマンの背後に、武装した兵隊が監視する韓国のアニメスタジオの風景が描写されますが、このギャグはブラック過ぎて現地のスタッフから不評を買ったのだとか。

さて、ここで引用されるイッチー&スクラッチーの初期作品は、1920年代から40年代にかけてのディズニーアニメを元にしたもの。二人のキャラクターが初共演した作品は、何とミッキー・マウスのデビュー作として知られる超有名作「蒸気船ウィリー"Steamboat Willie"」のパロデイ!

お馴染みのものよりもシンプルな絵柄のミッキーと共に、ミニー・マウスも出演しています。
それにしても、本エピソードの監督であるリッチ・ムーアが、その後「シュガー・ラッシュ"WRECK-IT RALPH"」や公開中の「ズートピア"ZOOTOPIA"」といったディズニー・アニメーション作品を手掛ける様になるとは、当時は想像も出来なかったでしょうね。


このギャグなんか、シンプソンズ風味ですよね。

なお、現行のディズニー・アニメーションのオープニングロゴは、この作品がモチーフとなっています。

・マギーがとんでもないトラブルを起こすきっかけを作り、ようやくバートへの甘やかしを反省したホーマーは、一日千秋の思いで公開を楽しみにしていたのイッチー&スクラッチー劇場版の前売券を取り上げると共に、絶対に観にゆくコトは許さん!とバートに宣告。

・公開初日に駆けつけたリサは、帰宅するないなやダスティン・ホフマンマイケル・ジャクソンもノンクレジットで声の出演をしていたと興奮ぎみに語りますが、これはシーズン2「リサのときめき"Lisa's Substitute"」やシーズン3「マイケルがやって来た!"Stark Raving Dad"」に、彼らがちょっと特殊な形で出演しているのを踏まえた楽屋落ち。

・さて、果たしてバートは映画を観るコトが出来るのか? それが、彼のみならず未来の世界に大きな影響を与えるという、意外なラストが待っています。なお、コチラはマージが想像する、甘やかされたまま育ったバートの将来の姿。