シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広め、ファンのつながりを作るためにグッズを買えるお店の紹介やエピソードガイド、吹替キャストのみなさんとのイベントレポート等々を掲載しています。

シーズン3、第11話「ホーマーはクビ!"Burns Verkaufen der Kraftwerk"」

シーズン3、第11話「ホーマーはクビ!」"Burns Verkaufen der Kraftwerk"」December 5, 1991
ふと己の身体の衰えを感じたバーンズは、引退を表明。突然の事態にあわてるスミサーズを捨て置き、悠々自適な引退生活に入ってしまう。売りに出された原子力発電所はドイツからやってきた新しい経営陣に買収され、新たな体制での操業がはじまるのだが…。

<以下、ネタバレになります>
・通常、著名な作品のパロディなど、ひねりのあるオリジナルサブタイトルですが、今回のそれは"Burns Selling Power Station(バーンズ発電所を売る)"という英文を単純にドイツ語に置き換えただけの、珍しくシンプルなもの。ドイツのエレクトリックポップバンドとして、イエローマジックオーケストラをはじめとした、後の様々なアーティストたちに多大な影響を与えたクラフトワーク"Kraftwerk"とのつながりも無い様です。

ツール・ド・フランス

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・脚本段階では、発電所を買収するのは日本の企業という設定だったのですが、ありきたりに過ぎるという理由でドイツに変更されたのだそうです。なお、中国やインドが著しく台頭する以前、ハリウッド大作にドイツからの資金が投入される例は、少なくなかった様です。
・バーンズが発電所を売り出すやいなや、これまで低迷を続けていた株価が暴騰! いわゆるストックオプション的な形で会社の株を保有していた社員たちは、そのおかげでそれぞれ小金を得ますが、ホーマーだけは売り急ぎ過いで損してしまいます。

ホーマーに売りを勧めるアヤシゲな株取引人は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でディカブリオ演じる主人公が勤務し、やがて自らの起業の礎とする、ペニー・ストックと呼ばれる少額面の株券を専門に取引する業者を彷彿とさせます。

ウルフ・オブ・ウォールストリート [DVD]

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ウルフ・オブ・ウォールストリート 上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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・社員との連絡係を任されるドイツ人は、自分は"Hogan's Heroes"のキャラクターのシュルツ軍曹そっくりで親しみを感じるだろうから選ばれたと自己紹介。


"Hogan's Heroes"とは日本でも『OK捕虜収容所』または『底抜け脱走作戦』などのの邦題で放映された60年代のシットコム。故・愛川欽也をはじめとする懐かしい吹き替え陣による、日本語版エピソードをお楽しみください。

・さて、このエピソードで絶対に外せないのは、新しい経営陣との面接中にホーマーが夢想する"Land of Chocolate"のミュージカルシーン。

動画は、かつてX BOXやPS3版として発売された"The Simpsons Game"内のチョコレートの国ステージです。

その後、複数のエピソードでも使われる軽快で美しい劇伴は、コチラのサントラに収録されています。
Go Simpsonic With The Simpsons: Original Music From The Television Series

Go Simpsonic With The Simpsons: Original Music From The Television Series

・当初はよい買い物をしたと喜んでいたものの、程なく次から次に発電所の杜撰な安全管理体制が発見され、頭を抱える新経営陣たち。

そして、名目上とはいえ安全管理責任者であるホーマーただ一人が、解雇の憂き目に…。
・ヤケ酒をあおっているホーマーを迎えに、モーの店にやって来るバート。すっかり沈没している父親を尻目に、彼はモーや店の常連たちにもてはやされます。

そこに、思わぬ二人連れの客が。果たして、その正体は? そしてホーマーと発電所の運命や如何に!?