シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

レナード・ニモイ追悼特集:シンプソンズ×スタートレック


2015年2月27日、スタートレック宇宙大作戦)」ミスター・スポック役スパイ大作戦」グレート・パリス役等でお馴染みであった、俳優のレナード・ニモイ氏が急逝されました。
今回は、ニモイ氏の追悼記事として、シンプソンズに登場したスポック、スタートレック関係のパロディネタを、以前投稿したエントリの再掲載+加筆して、ご紹介していきたいと思います。

【ニモイ氏本人がゲスト出演!】
●シーズン4「モノレールの甘い罠"Marge vs. the Monorail"」

モノレールの開通記念として招かれたのは、スポックことレナード・ニモイ。しかし、クインビー市長はある人物と勘違い・・・。モノレールに乗っている彼からは、撮影の裏話も聞けるカモ?!

●シーズン7「スプリングフィールド・Xファイル"Springfield Files"」

番組進行役としてレナード・ニモイが登場!しかし、司会はあまり得意じゃないらしく・・・…ちなみに、この2エピソードに登場してきたレナード・ニモイをモデルにしたフィギュアが、昨年フィギュアメーカー・NECAから発売されたばかりでした。

スタートレックリスペクト】
●シーズン2「幻の創刊号"Three Men and a Comic Book"」

マンガ祭りで バルカン星人の左耳をなくしちゃったマーティンが、落し物係に耳が届けられていないか質問する。
↓こちらがバルカン人のMr.スポック。

レナード・ニモイが演じるMr.スポックは大人気キャラクターでシンプソンズにも頻繁に登場します。●シーズン4「ホーマーのおしおき"Itchy and Scratchy: The Movie"」

冒頭、家族でスタートレック12/老いぼれた人々」を観ているシーンが。年齢を重ねたクルーたちには、多くの苦労があるらしく・・・
ザ・シンプソンズ/フィルム・フェスティバル [DVD]

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●シーズン6「夏の日の出来事"Bart of Darkness"」

今回のイッチー&スクラッチーは、「宇宙大作戦」のエピソード「タロス星の幻怪人」(前・後編)のパロディ!
●シーズン6「恐怖のイッチー&スクラッチーランド"Itchy & Scratchy Land"」

お馴染みのカウチギャグが、お馴染みのワープを…!
●シーズン6「ミルハウス 映画に出演!"Radioactive Man"」

ブックガイのネット友達の1人に、PCの上にエンタープライズを置き、バルカン星人の耳を付けている人が!
ザ・シンプソンズ シーズン6 DVDコレクターズBOX

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●シーズン9「少年国連クラブ漂流記"Das Bus"」

ブックガイが見ているのは、ジェインウェイのヌード!
ザ・シンプソンズ シーズン9 DVDコレクターズBOX

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●シーズン10「ボディガード・ウォーズ"Mayored to the Mob"」

サイファイコンに集まったSFファンの中には、スポックのコスプレをしたスキナー校長や、なんちゃってボーグラ=フォージなどが登場。もちろん、ホーマーが家族にかけた"アノ"技は・・・

●シーズン10「夢のお下劣ユートピア!?"They Saved Lisa's Brain"」

ブックガイがTNGの制服姿に!

●シーズン12「バイ・バイ・プレイズランド"I'm Goin' to Praiseland"」

ブックガイが見た幻想は、自分がスポックの世界。カーク船長を暴走イスから救い、ウフーラからは・・・●シーズン13「デブの町返上大作戦"Sweets and Sour Marge"」

図書館のセールで ブックガイが買った本は、レナード・ニモイ著「私はスポックではない"I am not SPOCK"」「私はスポックだ"I AM SPOCK"」「私はスコッティでもある"I AM ALSO SCOTTY"」
わたしはスポック (扶桑社ノンフィクション)

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I Am Not Spock

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↑大ヒット作品に恵まれたが故に、俳優が陥る苦悩、そしてそこからの脱出を、ユーモア溢れる文章で記した、ニモイ氏を語る上で欠かせない2冊!
I Am Not Homer

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↑ホーマーの本国声優:ダン・カステラネタも、レナード・ニモイリスペクト!
●シーズン15「正義の味方!?パイマン参上"Simple Simpson"」

ブックガイの店に、ウフーラこと二シェル・ニコルズが登場!
●シーズン21「キスを奪え"Stealing First Base"」

いろんな映画のキスシーンのクリップ中に、レナード・ニモイにも深〜い関わりのある、2009年の映画版「スター・トレック」のパロディが!
スター・トレック [Blu-ray]

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シンプソンズスタッフはスタートレックを愛しまくり、パロディしまくりです!この他にも数えきれないほどのパロディシーンやセリフが登場してきます。ぜひぜひ探してみてくださいね!
【ニモイ氏、シンプソンズを語る】

後にニモイ氏は、シンプソンズの特別番組に出演した際のインタビューで、自身のゲスト出演に至るまでの話や、シンプソンズに対する溢れんばかりの愛を披露したこともありました。
以下、インタビュー映像より引用。
【ゲスト出演について】
『「シンプソンズ」から出演依頼がきたと聞いて、少しも迷わず"イエス"と答えたよ。私自身、番組のファンだったし、出演するのも楽しそうだと思ってね。スタジオで1〜2時間の収録という条件も気に入った。帰りにはシンプソンズジャケットももらえるしね(笑)』
シンプソンズという作品について】
『見方はいろいろある。ただ楽しむもよし、社会問題について考えるもよし、老若男女誰でも共感を持てる番組だと思うよ。
表現は間接的だけど、何を言わんとしているかは映像を見れば簡単に理解できる。実によくできた番組だよ。"スポック"がこの番組のファンだと聞いて、私も見るようになった。彼は賢い人だからね。
とても意外なことなんだが、いろいろ考えさせられる。確かに楽しくて笑える番組だけど、実は様々な問題を取り上げているんだ。子供だけでなく大人も十分に楽しめる番組なんだよ。』


シンプソンズがミスター・スポック、そして俳優レナード・ニモイを愛したように、ニモイ氏もシンプソンズのことをたっぷりと愛してくれていたようです。
長きに渡り、テレビや映画、そして「ザ・シンプソンズ」で我々を楽しませてくださったことに感謝するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。



『長寿と繁栄を』