シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広め、ファンのつながりを作るためにグッズを買えるお店の紹介やエピソードガイド、吹替キャストのみなさんとのイベントレポート等々を掲載しています。

シーズン2、第21話「幻の創刊号"Three Men and a Comic Book"」

シーズン2、第21話「幻の創刊号"Three Men and a Comic Book"」May 9, 1991

コミックコンベンションにやってきたシンプソンズ一家。プレミア価格のつけられた、劇中の架空のコミック「放射能男"Radioactive Man"」の創刊号を目にしたバートは、どうしてもそれが欲しくなる。帰り道に寄ったクラスティーバーガーでホーマーにおねだりするも、当然叶えられる筈もなく、ある決意をするバートだったが…
<以下、ネタバレになります>
・オリジナルサブタイトルは、レナード・ニモイが監督した映画『スリーメン & ベビー"Three Men and a Baby"』のもじり。

スリーメン & ベビー [DVD]

スリーメン & ベビー [DVD]

・番組開始以降、視聴率的には裏番組のコスビーショーに負け続けだったシンプソンズですが、シーズン2の最後から2番目となる、このエピソード辺りから、ようやく逆転しはじめたのだそうです。
・コミコンに向かう車中で、バートがそのキャラクターの類似性を指摘する、リサのお気に入りのふたつのコミックシリーズ、『キャスパー"Casper"』と『リッチー・リッチ"Richie Rich"』。


どちらも日本ではあまり知られてはいませんが、本国では実写版が製作される程の人気作です。


・開場を待つ行列に並ぶコスプレイヤー達に、それなら俺も!とバートマンに変身するも、受付であんた誰?な態度を取られてしまうバート。

・50年代に放映されていた放射能男のTVシリーズ(この劇中にララミー煙草が初登場)の上映の後、子役の頃に相棒の放射能坊や(Fallout Boy)を演じていた役者がゲストとして登場。当時のキャリアに関してはまるで気の無さそうな彼でしたが、バートから放射能男を演じた役者の死にまつまる質問を受けるないなや、一気に感情が高ぶり号泣。明らかに、同じく50年代のスーパーマンTVシリーズに主演して人気を得るも、直後に変死を遂げた、ジョージ・リーヴスの一件のパロディですね。
なお、ホーマー役の大平透さんが、そのTVシリーズの日本語吹き替え版におけるスーパーマンクラーク・ケントを演じておられていたのは、ご存知の通り。

・さて、ここでコミックブックガイが初登場。コミコンに出店を出していた彼は、バートらにお宝の『放射能男』創刊号を見せます。お値段は$100!

・どうしても手に入れたくなったバートは、自分で代金を稼ぐ決心をします。そこで急に、バートがカメラ目線となると共に、心の声が聞こえるという演出になりますが、これは日本でも教育TVで放映されていたドラマ『素晴らしき日々"The Wonder Years"』のパロディ。オリジナルのナレーターのダニエル・スターンが同じく担当しているばかりか、このドラマの脚本家であり彼の兄弟でもあるデビッド・スターンも台詞に協力してくれたのだとか。

・最初は手抜きの小銭稼ぎをしていたバートですが、マージと同じ美容院の常連の老婆宅の手伝いのバイトをするコトに。しかし、予想だにしなかった試練が、彼を待ち受けているのでありました。

・目標の三分の一にも満たない報酬を手に、コミックブックガイの店(以降、お馴染みとなるこのコミックショップもまた、シリーズ初登場)を訪れたバート。偶然、同じく問題の創刊号を手にせんとやってきたマーチンと、レアな野球カードを買いに来たミルハウスに遭遇。それぞれの持っているお金をあわせれば$100になるのに気づいた彼らは、共同して購入するコトにします。一件落着と思いきや、それは所有権を巡っての三者仁義なき戦いの始まりに過ぎず…

・ところでシーズン7「ミルハウス映画に出演!"Radioactive Man"」では、放射能男の実写版映画が製作される運びとなり、そのロケ地としてスプリングフィールドが選ばれ、放射能坊や役は地元在住の子にというコトでオーディションが開催される…という展開となっています(てか、誰が大役を射止めるかは、日本語サブタイトルで思いっきりネタバレされていますが)。

・また、シンプソンズでコミックブックを扱ったエピソードは、他にもいくつかあります。中でも、シーズン5『夢のカルテット"Homer's Barbershop Quartet"』冒頭のフリーマーケットのシーンでの、ホーマーがjunk!と言い捨てて顧みもしない、1918年に発行されたミスプリントの切手シートやストラディバリのサイン入りヴァイオリンなどの目が飛び出る程の高額で取引されているお宝の中に、スーパーマンの第一話が掲載されたAction Comics創刊号が含まれているギャグなどが、印象に残りますね。