シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン2、第12話「パパとママの恋物語"The Way We Was"」

シーズン2、第12話「パパとママの恋物語"The Way We Was"」January 31, 1991

シンプソン家の愛すべきテレビが故障!
大パニックに陥る子供たち(とホーマー)に、マージは自分たちの初恋物語を話し始める…。
舞台は1974年、高校時代のホーマー&マージはもちろん、現在のエピソードに繋がる小ネタが随所に散りばめられたエピソード!


<以下、ネタバレになります>


・本エピソードの原題「The Way We Was」およびストーリーの一部は、1973年公開の映画「追憶(The Way We Were)」のパロディ。

・シンプソン家が観ている番組は、アメリカの有名な映画評論家ジーン・シスケルロジャー・イーバートがコンビを組んで人気を得た、映画評論番組のパロディ。

・日本だと間違いなく木曜洋画劇場で放送されてた系の映画「マクべイン」!

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・時代によってコロコロ髪型を変えるヒバート先生、このときはアフロヘア。

・ホーマーが歌うのは、スティーヴ・ミラー・バンドのヒットアルバム「ジョーカー」に収録されていた「サム・ピープル・コール・ミー・ザ・スペースカウボーイ」


・マージが教室に入ってくるシーンのほか、本エピソードで効果的に使用される音楽は、お馴染みカーペンターズ「クローズ・トゥ・ユー(遥かなる影)」


ちなみに同曲は、ザ・シンプソンズ MOVIE」でも使用されています。・「3時古い校舎の106」
・アーティ役を演じるのは俳優・コメディアンのジョン・ロヴィッツ。2つ前のエピソードで初登場したハーツ弁護士を演じていたフィル・ハートマンとは旧友でありました。
ちなみに、吹き替え版でホーマーの声を演じる大平さんと、アーティ役の塩屋翼さんは、アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」で上司と部下役(南部博士とつばくろの甚平)として共演されています。

・ホーマーたちの討論のテーマは、オイルショックの影響からアメリカ政府が制限速度を55マイル(88km)に引き下げた政策について。
ちなみに、ホーマーが自分の部屋でそのテーマについて考えているシーンのMEは、アヴェレージ・ホワイト・バンド「ピック・アップ・ザ・ピーセズ」

・マージによる個人授業の休憩中に、二人がノリノリになって踊る際のBGMは、日本でもCM等で使用されてお馴染みのヴァン・マッコイ「ハッスル」


・ブービエ家、大集合!

・ホーマーが記念撮影する2人を見つめる、切ないシーンに使用されているのは、シカゴ「カラー・マイ・ワールド(ぼくらの世界はバラ色に)」


・バーニーが裸でダッシュしている際のBGMは、レイ・スティーブンスの「ザ・ストリーク


・吹き替え版のエンディングに注目!
WOWOW放送時にはダン・カステラネタの歌声の流用でありましたが、2000年にはこのシーズン2のDVDに収録するため、大平さんバージョンの「サム・ピープル・コール・ミー・ザ・スペースカウボーイ」が追加収録されたそうですよ。・アーティフィギュアも出てます!

弁論大会優勝トロフィー、プロムキングの王冠、そしてマージとの記念写真つき!

ミニフィギュアも!
・本エピソードと合わせて、シーズン13「恋敵は億万長者」、シーズン15「招かれざる珍客」を合わせてご覧になるとさらに楽しめるかも!?

<声の出演>

役名 お名前
ホーマー 大平透
マージ,セルマ 一城みゆ希
バート,エステル 堀絢子
リサ 神代知衣
エイブ 滝口順平
アーティ 塩屋翼
ヒバート,マクべイン 青森伸
バーニー,マージ父 広瀬正志
パティ,マージ母,顧問 鈴木れい子
校長,警部,美術教師 秋元羊介
教師,評論家,体育教師 沢りつお
マッキンタイル,運転手,評論家 稲葉実
キム 叶木翔子



<日本語版スタッフ>

役職 お名前
翻訳 徐賀世子
調整 栗林秀年
効果 関根正治
演出 春日一伸
プロデューサー Kristen Duncan,小川眞紀子
録音 Studio Saurus
編集 ミューテック・スタジオ
制作 ムービーテレビジョン

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