シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン1、第9話「恋におちて:Life on the Fast Lane」

シーズン1、第9話「恋におちて:Life on the Fast Lane」March 18, 1990

(日本初回放送:1992年10月24日)
<1990年エミー賞受賞エピソード>
マージの誕生日をすっかり忘れていたホーマー。
プレゼントとして急いで買ってきたものは、自分が欲しかったボウリングボール。
怒ったマージは腹いせにボウリング場に向かうのだったが、そこで禁断の出会いが…。


<以下、ネタバレになります>


・本エピソードの元となった脚本(スウェーデンのテニスコーチ:ヴョルンにマージが惹かれるストーリー)が、30分番組「ザ・シンプソンズ」の脚本として最初に取り掛かられたもの。
また、エミー賞を受賞したということもあり、その分思い入れもあるのか、原作者マット・グレーニンのお気に入りエピソードTOP10のうち、第2位に入るのだとか。

・原題「Life on the Fast Lane」は、イーグルス「Life in the Fast Lane(駆け足の人生)」をもじったもの。

・レストラン「シンギング・サーロイン」は、シーズン12「シンプソン家の貧乏脱出大作戦」にも登場してくることになります。

・初登場、バーニーのおじさんが経営するボウリング場。

シーズン6「マギーの写真」,シーズン7「ホーマーのボウリングチーム」,シーズン12「親子の絆にストライク!」等を合わせてご覧になると、さらに楽しめるかも。・ジャックの声を担当するのは、以前もご紹介しました通り、俳優・アルバート・ブルックス。吹き替え版は、宇宙戦艦ヤマト古代進),特攻野郎Aチーム(モンキー)などでお馴染みであった、富山敬さん

ジャックは、シーズン2〜20「リサはドラマクイーン」まで使用されたオープニング、そして多くのエピソードにモブキャラとして登場しています。

過補償:1つのことに異常に集中したり、ほかのものが見えなくなること。

結婚が壊れていく過程で子供たちが経験すること:第二段階→否定、第三段階→恐怖、第五段階→自己憐憫
ミモザ:ジャックの解説にもある通り、シャンパンにオレンジジュースを入れたカクテル。マメ科の植物・ミモザがつける花の色のようであることから、その名が名づけられたそうです。
[asin:B008FKTV0M:detail]
・(牧師の家内でお喋りで有名な)ヘレン・ラブジョイ、初登場。

・気絶している間にマージが見る幻想は、ミュージカル映画「コンチネンタル」のパロディ。

馬鹿いってんじゃないよ:浮気!?がテーマのエピソードだけに、ホーマーのセリフの中に「三年目の浮気」の歌詞を入れるという、吹き替え版の素晴らしすぎるセンス!


「なにかヤバイことがあって、自分がバカでどうしていいか分からなかったら、口を閉じて何も言うな。そうしたらそれ以上事態は悪くならない!」
レニー、初登場!

・感動のラストシーンは、映画愛と青春の旅だちのパロディ。また、その際のBGMも、同作品の主題歌「Up Where We Belong」


ちなみに、主演のリチャード・ギアは、シーズン13「キリスト教よ さようなら」に、本人役でゲスト出演することになります。・本エピソードと一緒に、シーズン5ミシェル・ファイファーの誘惑」をご覧になると、さらに感動が…!?

<日本語版スタッフ>

役職 お名前
翻訳 徐賀世子
アドバイザー 井上真紀
調整 栗林秀年
効果 関根正治
演出 春日正伸
プロデューサー Kristen Duncan,小川眞紀子
録音 Studio Saurus
編集 ミューテック・スタジオ
制作 ムービーテレビジョン



<声の出演>

役名 お名前
ホーマー 大平透
マージ,セルマ 一城みゆ希
バート 堀絢子
リサ 神代知衣
ジャック 富山敬
ヘレン さとうあい
パティ 鈴木れい子
ボウリング場スタッフ,社員 幹本雄之
レニー,モール警備員 朝戸鉄也