シーズン13:第12話「西部の男は男の中の男!?"The Lastest Gun in the West"」 February 24, 2002
球場からは場外ホームランボール、路上には幸運の10セント硬貨がダブルで落ちている、さらに…とツキまくりのバートだが、一転狂暴な野良犬に追われるハメに。翌朝も引き続き待ち伏せされて、見知らぬ豪邸に逃げ込んだところを、その家の主である老人に救われる。彼は引退した往年のウエスタンスターのバック・マッコイ。これをきっかけに仲良くなったバートは、彼とウエスタンに夢中になるのだが…
<以下ネタばれになります>
<チェックポイント>
クラスティショーのスタジオの所在地は、マーティン・ルーサー・キング大通り"Martin Luther King Blvd"沿い。
・"Eat My shorts"ならぬ"Eat my short stories"と叫びながら、バートが犬に食らわすハードカバー書籍の元ネタは、毎年刊行されている実在のアンソロジー。
The Best American Short Stories 2010
- 作者:Russo, Richard
- 発売日: 2010/10/05
- メディア: ペーパーバック
・バック・マッコイを演じるのは、TV西部劇『ガンスモーク"Gunsmoke"』のレギュラーで名を上げ、その後もスピルバーグの初期代表作『激突!"DUEL"』の主演などで知られるデニス・ウィーヴァー"Dennis Weaver"。
激突!スペシャル・エディション 【ベスト・ライブラリー 1500円:アクション特集】 [DVD]
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: DVD
・狂犬を手なずける際にバックが例えにだすセルズニックとは、『風と共に去りぬ』『第三の男』などの大作・名作を次々と送り出し、またヒッチコックをイギリスからハリウッドに招くなどの功績を称えられる一方、その完全主義からくる傲慢さにより身を滅ぼしたとも語られる、大プロデューサのデヴィッド・O・セルズニック"David O. Selznick"のこと。
・シンプソンズ家に招かれたバックは、そのおかえしに往年の名場面を披露。今では禁止されているアルコールやタバコの生CM(それも子供向け)は定番ギャグ。
・70年代に彼が主演した刑事もの"McTrigger"。
説明するまでもなく、声を演じたデニス・ウィーヴァー主演のTVシリーズ『警部マクロード"Mccloud"』のもじり。ちなみに、こちらの日本語吹替えは宍戸錠が担当していました。
・バートの影響で、子供たちを中心に俄かに巻き起こるウエスタンブーム。
・クラスティーショーへのゲスト出演の声がかかるバック。
リハーサルでは今も変わらぬ見事なガンアクションを見せるものの、久々の現役復帰にプレッシャーに耐えかねた彼は…
・エンディングに流れるのは、『荒野の七人"Magnificent 7"』のテーマです。
<声の出演>
役名 | お名前 |
---|---|
ホーマー | 大平透 |
マージ | 一城みゆ希 |
バート | 堀絢子 |
リサ | 神代知衣 |
エイブ | 滝口順平 |
ミルハウス | 飛田展男 |
ラルフ | 真柴摩利 |
ネルソン | 桜井敏治 |
バック・マッコイ | 大木民夫 |
マーティン | 安達忍 |
ケント・ブロックマン | 糸博 |
アプー | 広瀬正志 |
クラスティ | 島田敏 |
農夫 | 辻親八 |
医師 | 青森伸 |
ウィガム | 中村大樹 |
ルー | 伊藤栄次 |
<日本語版制作スタッフ>
役職 | お名前 |
---|---|
翻訳 | 徐賀世子 |
演出 | 向山宏志 |
調整 | 安倍康幸 |
制作 | ブロードメディア・スタジオ株式会社 |