シーズン13：第2話「切れない親子の絆：The Parent Rap」

シーズン13：第2話「切れない親子の絆：The Parent Rap:November 11, 2001」

スクールバスに乗り遅れ、ホーマーに車で学校に送ってもらうホーマーとミルハウス。その途中で車から降ろされてしまったふたりは、憂さ晴らしにウィガム署長のパトカーにイタズラしていたところを、なりゆきで車泥棒の現行犯として逮捕されてしまい…

＜以下、ネタバレになります＞

＜今週のカウチギャグ＞
・一家がカウチに飛び込むのは、いつもの様に画面の外からではなく、何と！

・原題の"The Parent Rap"は、ケストナーの児童文学「ふたりのロッテ」をベースとした映画"The Parent Trap"をもじったもの。

１９９８年に製作されたリメイク版「ファミリー・ゲーム／双子の天使」では、最近はアルコールやドラックがらみのスキャンダルで話題になる方が多いリンジー・ローハンが、一人二役を見事に演じ分けた事で評価されました。

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・子供に甘いスタイナー判事に代わり、バートに重い罰を与えるのは本エピソードで初登場となるコンスタンス・ハーム判事。声を演ずるのは「マルコム in the Middle」のロイス(a.k.a.女ホーマー)でお馴染みのジェーン・カツマレク。

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なおハーム判事はこの後も、同じくシーズン13：第7話「家族再生は神の声"Brawl in the Family"」など、複数のエピソードに顔を出しています。

またハーム判事のモデルは、１９９６年にスタートして今も続いている人気法廷バラエティー番組"Judge Judy"に登場するホンモノの女性判事の様です。

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・ハーム判事の命令により、手錠で繋がれてしまったホーマーとバート。
どこに行くにも一緒の不自由な生活は、トニー・カーティスとシドニー・ポワチエの競演で知られる「手錠のままの脱獄"THE DEFIANT ONES"」をはじめとした、無数に存在する同じ設定の各作品のパロディになっています。

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ちなみに、ネット上に情報がないので、どこの放送局で制作されたバージョンか詳細は不明なものの、ホーマー役の大平さんから上記作品でシドニー・ポワチエの吹き替えをやられたことがあるとお話を伺ったことがありました。

こちらはパム・グリア主演の女囚版"Black Mama White Mama"。

・同じ頃、某大統領は人知れずスプリング・フィールドで社会奉仕活動をさせられていた！？

・一方、別の大統領のしつけの良くない子供のせいで、モーも苦労させられたらしい。

・ついに切れたマージによって開放される２人。しかし、その罪の償いに今度はホーマーとマージに時代錯誤も甚だしい刑罰が与えられてしまう！

・そして、ついにリベンジの時が！！

・エンディングに流れるのは、ブルー・オイスター・カルトの"(Don't Fear) The Reaper"。

ＵＳ版ＤＶＤのコメンタリーによると、この曲は本エピソードのヒントになっているのだとか。

(Don't Fear) The Reaper

また、シーズン16、第16話「幻の屋根職：Don't Fear the Roofer」のタイトルの元がこの曲名となっていたりもします。


＜声の出演＞

役名	お名前
ホーマー	大平透
マージ	一城みゆ希
バート	堀絢子
リサ	神代知衣
ミルハウス	飛田展男
ウィガム	中村大樹
フランダース	稲葉実
警官	真柴摩利
カーク	糸博
スナイダー判事	郷里大輔
ハーム判事	さとうあい
警官	重松朋
クラバーペル	巴菁子
スキナー	青森伸
ルー	伊藤栄次
ネルソン	桜井敏治
モグラ男	朝戸鉄也

＜日本語版制作スタッフ＞

役職	お名前
翻訳	徐賀世子
演出	向山宏志
調整	安倍康幸
制作	ブロードメディア・スタジオ株式会社