シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

「ザ・シンプソンズ」を日本で広めるために日本語吹替版のエピソードガイド、グッズを買えるお店の紹介、大平透さん使用のアフレコ台本の研究、等々を掲載しています。

シーズン12、第3話「ピエロをたずねて三千里:Insane Clown Poppy」

シーズン12、第3話「ピエロをたずねて三千里:Insane Clown Poppy」November 12, 2000

クラスティーのサイン会にやってきた青い髪の女の子ソフィー。それはクラスティー湾岸戦争の慰問先で女性兵士に生ませた隠し子だった!突然現れた自分の娘に戸惑いながらも初めての休日を満喫した二人は次第に親子の絆を深めていく。しかしその夜、クラスティーはポーカーで大負けしてしまいマフィアのファットトニーに車と一緒にソフィーの大事なヴァイオリンを巻き上げられてしまい…。


<以下、ネタバレになります>
<名セリフ>
「マージ、オレ悪魔と遊んできていい?」(ホーマー)



<今週のポイント>
・本エピソードの原題「Insane Clown Poppy」は、アメリカのヒップホップデュオ「Insane Clown Posseの名前をもじったもの。邦題は言うまでもなく、母をたずねて三千里のパロディ。

Jugganauts: The Best of Icp

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母をたずねて三千里(1) [DVD]

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・本エピソードの原語版でクラスティの隠し子・ソフィーの声を担当しているのは、女優のドリュー・バリモア(吹き替え:紗ゆりさん)。シンプソンズドリュー・バリモアと言えば、シーズン6スプリングフィールド映画祭」で、バートがインチキのスターの家の地図を日本人観光客に売り付け、彼らがドリュー・バリモアの家と思い込んだまま、モーの家を訪れるシーンを思い出しますね!

ザ・シンプソンズ シーズン6 DVDコレクターズBOX

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ザ・シンプソンズ/フィルム・フェスティバル [DVD]

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・家のものを何でもかんでも爆発させるダイナマイト・デー。
・なんでもホラー調に聞こえてしまう、スティーブン・キングの話。
「わがんねぇ」といえば、シーズン4「ホーマーのおしおき」でのバート(堀絢子さん)のセリフでお馴染み!ジョン・アップダイク:本人が声の出演もしている、クラスティのゴーストライタージョン・アップダイクは、ピューリッツァー賞や全米図書賞、全米批評家協会賞などの数々の賞を獲得した作家で、89年にはアメリカ国民芸術勲章も授与された人物。2009年に亡くなるまで多くの作品を生み出しました。

・クラスティがUSO(米軍慰問協会)で兵士の前でネタを披露するシーンは、実際にUSOのツアーに回り、多くの兵士にネタを披露したコメディアンのボブ・ホープのパロディ。

・あと一歩のところで自分のネタのためにアノ人の暗殺を邪魔してしまうクラスティ。シーズン7「ジイちゃんのお宝を探せ!」で若き日のエイブじいちゃんのヒトラー暗殺言計画を邪魔したバーンズを彷彿とさせます。・神様と会話するホーマー…それを見て呆然とするファミリー。
スプリングフィールドの住民の様々な子育ての形。
・なぜかヴァイオリンが弾けるファットトニー。

「トニーの本名、"マリオン"って知ってた?」:俳優・ジョン・ウェインの本名もマリオンであるため、そのパロディと見られる。