シンプソンズ・ファンクラブ・ブログ

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シーズン16、第16話「幻の屋根職:Don't Fear the Roofer」

シーズン16、第16話「幻の屋根職人:Don't Fear the Roofer」May 1, 2005

スプリングフィールドを集中豪雨が襲い、寝室の天井に雨漏れが発生。以前から頼んでいたにも関らず、屋根の修理を放置していたのをマージになじられたホーマー。例によってモーの店へと逃亡するも、長年の飲み友達らにも受け入れてもらえず、見知らぬバーにてひとりで気を紛らせなけらばならぬハメに。しかし、そこで偶然知り合ったレイと意気投合。彼が屋根職人と聞き、渡りに船と雨漏りの修理を頼むホーマーだったが…
【注目ポイント】
・レイ役のレイ・ロマノは、サタデーナイトライブの元レギュラーでもあるコメディアン。最近では、「アイス・エイジ"ICE AGE"」シリーズのマンモスを演じている。

・ホーマーとレイとが出会うバーは、タンクトップにホットパンツがユニフォームのウェイトレスによるサービスが人気のチェーン店"Hooters"風。

・本エピソードは、ノーベル賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた、映画「ビューティフル・マインド:A Beautiful Mind」がベースとなっている。
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なお、リサの指摘によると、レイのフルネームRay Maginiは"imaginary"のアナグラム。さらに、ホーマーのレイとの関係が少々ゲイっぽいのは、映画では描かれなかった史実上のジョン・ナッシュの性癖の暗喩なのかもしれない。
スティーヴン・ホーキング博士は、シーズン10「夢のお下劣ユートピア!?:They Saved Lisa's Brain"」以来、2度目のゲスト出演。

・精神病院に担ぎ込まれたホーマーが電気ショック治療を受ける描写は、シーズン1「ホーマーの大決心:There's No Disgrace Like Home」で、一家が揃って受けた同様の治療を想起させる。

このシーンは映画「ダイ・ハード:DIE HARD 2」の機内放送シーンでも登場し、日本ではこのシーンで初めてシンプソンズを見たという人も多いそうです。本格ミステリ風に、関係者が揃って謎が明かされるシーンで、名探偵役のホーキング博士が語る、無理あり過ぎの真実!
・原題は、ブルーオイスターカルトの"Don't Fear The Reaper"のパロディ。

この曲は、シーズン13「切れない親子の絆:The Parent Rap」のエンディングにも使われています。